今年1月、東京都民生児童委員連合会 高齢福祉部会で、都内民生委員の方々に「そもそも見守りとは何なのか?」について話をした。
会終了後、一人の方からこんなアポをいただいた。
「私は渋谷区の民生委員なんだけど、今日の話を絶対に渋谷区でもやってもらうから!」
あれから約半年・・・、あの民生委員さんの一押しで、渋谷区民生児童委員協議会の講演会へ (^_^;)
会場に着くともうすでにすごい熱気!
渋谷区の200名ほどの民生員さんたちが大集合!
司会の民生委員さんが、今日のために準備をした手書きの私の紹介文書・・・。手を震わせ、声を震わせながら丁寧に紹介してくれた。
今回話した私のテーマは、
『住み慣れた地域で最後まで暮らすために~今、このまちでできること~』
① 本当は私たち専門職やサービスを必要としているが、自分ではSOSの声を上げることができない人とはどんな人たちなのか・・・?
②そもそも、「見守り」って何なのか?そこが不明確であると「見守り」=「把握や監視」になっていってしまいます。
みま~もが考えるミマモリとは、「見守り」=「つながる」こと。
③見守り・支援が必要な人を支えるネットワークとは何なのか?
この3点について民生委員の皆さんに話をさせてもらった。
地域包括支援センターで起こっている事例を紹介すると、ため息が漏れる・・・。みま~もで活躍している母さんたちの大活躍の場面では腹を抱えて大笑い!
関わる側も、関わってもらいたいが自分では言えない人も、同じ地域で暮らす者同士!
「やらされ感」で人に向き合ってもらっても、弱い地位、弱い立場、不自由な状態、どうにも抜けられないつらい状態に押し込められ、動けないでいる人たちは、本当の自分の思いを話せない。
手を差し伸べられ、その手に自分の手を差し伸べようと思えるのは、その手から伝わるあたたかな思い・・・。
渋谷区民生委員の皆さんに、最後に心を込めて「北風と太陽」の話をした。
『北風は強い風で、旅人のコートを力ずくで吹き飛ばそうとしますが・・・、風を強くすればするほど、旅人は身構え、コートをしっかりつかんで放しません。
太陽は、そのあたたかさとともに、旅人自身が「コートを脱ごう!」という気になることに力を注ぐ・・・』
民生委員の皆さん、北風ではなく地域を照らす太陽になりましょう!』 (^O^)