地域包括ケアシステムの深化に向けた新たな施策展開に向けて、組織改編も含めた動きが各自治体で始まっている。
この先陣を切ったのは川崎市であろう・・・。
川崎市は、
「地域包括ケアとは保健・医療・福祉分野に限らず、まちづくりや教育、経済分野など、あらゆる行政施策に関わりがある」という認識で、慶応義塾大学大学院 名誉教授 田中滋先生をはじめとした有識者や市内の様々な関係機関・団体による「川崎市地域包括ケアシステム検討協議委員会」を設置。
議論を重ね「川崎市地域包括ケアシステム推進ビジョン」を策定しました。このビジョンをもとに、平成28年4月から組織改編が行われ、保健福祉センターの中に「地域みまもり支援センター」が開設されています。
しかし大きな組織改編の中で、実際にビジョンを具体化する保健師や社会福祉士の皆さんはまず何をすればいいのか?地域とつながるとはどういうことなのか?
この間の変化に戸惑いもあるようです。
地域包括ケアシステムの新たな深化に対応するため、川崎市の行政職員・保健師の皆さんが今、多摩川をはさんでみま~も型システムに注目している。
今年になって川崎市全体・多摩区とみま~も型システムについて、行政関係の皆さんにお伝えしてきました。
そしてこの日は川崎区!
新たに組織改編により誕生した『地域みまもり支援センター』の皆さんに私が伝えたこと。
それは、地域包括ケアシステムの新たな深化に今、一番必要なことは行政職員である皆さんの発想の転換であるということ。
すでにあるものをトップダウンでお願いし、やってもらう的な発想では地域の主体はつくれない。
地域にある様々な団体・組織に材料を提供し、みんなで決めて自らの判断で行動してもらいましょう!
この視点でバンバンわが町の課題を考えてもらう。みぃ~んなで考え、決めたことを政策に盛り込んでいく。
不安ですか?そんなに変な方向には行きませんよ。課の中の少人数で机上で考えたものよりは (^_-)
だって、みんなわが町のことは自分事ですから。
「わが町をよくしたい!」という思いは、どの地域だって、どの町だって、そこに暮している人たちが抱いている当然の思い。
何よりも、自分が決めたことにはちょっと大変でも協力してくれます。トップダウンでやらされるよりはね (^_-)
このやり方を継続してみてください。わが町にきっと住民主体の風土が出来上がるはずですから (^_-)
これこそが、地域包括ケアシステムの新たな深化の神髄だと思いませんか? (^_-)
川崎区地域みまもり支援センター研修会に、みま~も代表 片山さん、副代表 町田さんとともに参加してきました!
〇〇課長より今日の趣旨説明。
みま~もの取り組みの中で大事にしてきたこと、ブレずに継続して取り組んで来たこと、継続する中で得られた効果などを中心に話しをさせてもらいました。
私の話のあとは、ワークショップ!みま~も代表 片山さん、みま~も副代表 町田さんもグループの中に入り、議論に参加してくれました。