2008年みま~もを大田区で発足。
翌 2009年8月、みま~もの仲間たちと地域に暮らす人たちの安心のシステム「高齢者見守りキーホルダー」をスタートさせた。このキーホルダー事業が大森の地域に広がり始めていた2010年9月、私たちは一つの番組の取材協力を通してこの人と出会った。
NHKスペシャル『消えた高齢者"無縁社会"の闇』。当時、報道局 社会部で厚労省などを担当していた池田誠一さん!
番組を通して、初期のみま~もを知る池田さんをお呼びしたみま~もオンライン勉強会『みま~ものはじまり~無縁社会からコロナ後に向けて~』には、全国のみま~もの仲間たち、各地域の社会福祉協議会、地域包括支援センターの職員の方々など60名が参加してくれました。
あの番組から11年・・・、その間、日本では東日本大震災があり、2020年始めからこの1年半はコロナ禍に、積み上げてきた地域とのつながりがかつてない分断に直面している。池田誠一さんは言う、
「この11年を価値観の変化という視点で考えてみると10代、20代の若者たち(さとり世代)は、右肩上がりの経済的豊かさへの限界を感じている。SNSなども広がる中で、共感される取り組みが広がっていく時代なのではないか。あれから11年経った2021年の今、コロナ禍というかつてない状況ではありますが、再び、大きな渦から立ち直ろうとする時期なんだろうと思います。地域包括ケアシステムという制度があってもなくても、今各地で、専門の門を飛び越えて地域に入っていこうとするムーブメントが起こっている。門を出て、地域とつながれなくなってしまう前の住民の人たちに出会うこと。これをみま~もの皆さんは11年取り組んできた。コロナ後というのがいつ訪れるか?まだわかりませんが、まちがいなく、今後に求められていくのでしょう。」
みま~も名古屋の池田 裕樹さんからは、名古屋で取り組んでいるコロナ禍でのチャレンジについて話してもらった。
「コロナ禍でも、コロナ禍だからこそ、つながることをあきらめない!」
2人の池田さんから、みま~もメンバー、社会福祉協議会・地域包括支援センター職員たちの背中を「ポンっ!」と押してもらった勉強会でした (*^-^*)