大田区発の地域包括ケアシステム-おおた高齢者見守りネットワーク(みま~も)

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2016.12.1共感を広げずして主体は生まれない
  • どんな優れた政策も、下へ下へと下ろしていくうちにその理念は形骸化し、現場ではやらされ感と成果を出さなければという画一化した数値目標に追われてしまうという行政機関の中でよくありがちなパターン (^_^;)

    いつまでこれを続けていくのでしょう?

    多くの現場は、トップダウンで下りてきたものを理念抜きに数値という目標達成のためにまい進していく。

    まじめに取り組もうとすればするほど、無意識に、自覚なくお仕着せの地域づくりを住民、専門職に強いていってしまう。

    地域の中に「主体」を育まずして、地域包括ケアシステム構築の道筋など描けるはずがない。

    地域包括ケアは、更なる深化、そして地域共生社会の実現に向かおうとしている。

    支え手側と受け手側が常に固定しているのではなく、皆が役割を持ち、支え合いながら、自分らしく活躍できる地域社会の実現を目指す。 (一億総活躍プランより)

    実際にこれを築こうとするのなら、たやすいことではない。

    だからこそ、今本当に求められるのは行政機関、組織の発想の転換なのではないでしょうか。

    やることだけを下ろしていってもその過程の中で主体は生まれるはずがない。

    本人の気持ちが伴わない中では 何も生まれない! 私たちが今、意識しなければ ならないこと、それは「支援」よりも

    「共感」をつなぎ、「主体」を広げていくことだと思っている。

     

    国立社会保障・人口問題研究所 にて開催された自治体勉強会で、みま~もの理念・目的について話してきました。

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    厚生労働省職員、各自治体職員の方など問題意識を持つ方々が参加していました。

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    事業所: 全体

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