大田区発の地域包括ケアシステム-おおた高齢者見守りネットワーク(みま~も)

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2011.9.28よき理解者
  •  東京都健康長寿医療センター「社会参加と地域保健研究チーム」研究員 Nさん・・・・。
     この方とのお付き合いは、もう3年半以上前にさかのぼる。
     平成20年4月、おおた高齢者見守りネットワークを発足。
     紆余曲折ありながらも、協賛事業所・後援団体を広げ、地域づくりセミナーを毎月定期開催していた頃でしょうか?
     このような、地域全体で高齢者を支える見守りネットワークを構築するにあたって、もう一つ自分自身の中に、確信となるたしかなものがほしい・・・
     そう考えていた時期でした・・・。
     当時のブログ記事には、Nさんとの出逢いを、このように書いています。
    【 平成20年4月24日ブログ記事より 】
     『 高齢者見守りネットワークの取り組みを通して、東京都老人総合研究所(現 東京都健康長寿医療センター)N研究員と先週お会いしてきました。
     このネットワークに関わっている方の紹介で老人総合研究所へ。都老研の存在は知っていましたが、実際に行って見ると、そこはやはり研究所でした。
     工学部出身の私には懐かしい様々な薬品の匂い!研究室の一室には「分子学研究」の文字も・・・ 
     お会いした研究員Nさんの研究室は、同研究所主任研究員 Y教授の研究室に所属しており、認知症予防をメインに、「地域づくり」、「地域包括支援センター」を調査研究している。
     Nさんは、この会の協賛事業所 Kさんと話しをする機会があり、これをきっかけにこの会に興味を持ち、このような出会いをつくってくれました。
     約2時間、研究所のみなさんと私たちで、このネットワークの取り組みについて意見交換をさせてもらい、今後の私たちの活動の展望を持つことができました。』 (略)

     半年後、Nさんは、我が包括支援センターに初めてやってきた!!
    【 平成20年9月7日ブログ記事より】
    (前略)『 はるばる大森の我が包括支援センター事務所まで、研究員のNさんがやってきました!!
     細い体の両肩に大きなカバンをかけ、我が包括支援センターに登場したNさん・・・。カバンの中には、パソコンと、資料・・・「お疲れ様」。
     アンケートを行いながら、感じたことを伝え、その意見をNさんは持参したパソコンにどんどん打ち込んでいく。約1時間半ほどでアンケート終了・・・。
     話しは「見守りネットワーク」の取り組みへ・・・。
     不思議ですね・・・。自分たちが一つひとつ考えながら進んできたものが、Nさんと話していると、自分自身の頭の中が整理され、次に向かう展望まで見えてくるような気分になりました。
     この日はNさんに、大きな励ましと、エールをもらったような気がします。また、「この見守りネットワークの取り組みをマニュアル化しませんか?」という話もいただきました。
     Nさんの協力を得て具体化できれば、今後このネットワーク構築の中心となる地域包括支援センターのみなさんへの一助となるのではと思います。
     秋の気配がするさわやかな風のようなNさんの来所でした。一緒に参加した包括職員みんなが、知的で、熱いNさんに惹かれていましたよ・・・ キラキラ(オレンジ) 』

     東京都健康長寿医療センターNさんとの出逢いは、私にとって、この取り組みを行うにあたってのたしかな指針を得る大きな契機でした。
     あれから3年半・・・。 
     今、Nさんがいる東京都健康長寿医療センターは、この会の後援団体として深く関わっていただいている。
     Nさんのいるチームの研究、「ひとり暮らし高齢者の安心・安全システムづくり」では、大森をモデル事業として、みま~もの取り組みに参加している地域住民に協力してもらっている・・・。
     このようなこともあり、Nさんは我が包括に頻繁に来るようになった。3日に1回は顔を合わせるほどになっている。
     地域包括ケア、ネットワーク構築など、具体的なこの大森の地域課題に照らし合わせて話し合っています。
     Nさんと、現状を広い視野で整理分析し、次の具体的な動きにつなげていく・・・・。 
     そう、広い視野で、目の前のことを整理・分析していくことの大切さを、Nさんから学ばせてもらったような気がします。
     言い換えれば、大局観を持つということなのでしょうか?
     
     先日、改めて、Nさんに関わってくれているお礼を伝えたところ、後日Nさんから一本のメールが届いた。
     「私の方こそ、大事なことを見失いそうな時、弱気になった時、いつも中心、原点に戻ることを気づかせてくれます。ありがとう・・・。」
     自分が大切だと思うことを、理解してくれる人がいる・・・。Nさんだけではありません。気がついたら、私の周りには、よき理解者がこんなにたくさんいてくださっているんです。
     「人が大事!」、「人こそ宝!」
     心からそう思います。
     
     
     協賛事業所に社会福祉士になるために実習に来ていた方々が、実習のお礼にと手作りのみま~もステーションの看板をプレゼントしてくれました !!
     小学校6年生の認知症サポーター養成講座。地域づくりセミナー、みま~もステーションの取り組みなど、ずっと参加してくれていました・・・。
     やっぱり名残惜しいですね。
     「何か必要だと思ったらいつでもおいで!」そう言って送りだしました。
     ちなみに、中央の黄色いベストを着た人は、見た目でわかると思いますが実習生ではありません。みま~も代表 中村さんです・・・ 
           ↓ 
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