大田区では、平成24年度より、地域の見守り体制構築に向けて、地域包括支援センターを核とした推進事業を展開しています。
具体的には、平成21 年8月「おおた高齢者見守りネットワーク(みま~も)」の専門職たちが生み出した「SOSみま~もキーホルダー登録システム」を、平成24年4月から「大田区見守りキーホルダー登録事業」としてスタート!
まだ包括支援センターを必要としていない元気なうちから、キーホルダーの登録を通して、包括支援センターとつながるシステムをつくりました。
もうひとつの具体化は、平成24年6月より、各地域包括支援センターに「高齢者見守りコーディネーター」を常勤配置をしたことです。
「見守りコーディネーター」は、積極的に地域に出向き、高齢者と関わる個人、団体、機関等の情報を流れやすくし、地域の方と連携した、高齢者を見守る体制づくりを進める核となる職員。
高齢者を1件1件訪問し、実態把握をするという実働職員ではなく、地域にある機関、団体、個人とつながり、高齢者を見守っていくためのコーディネートのために人員を配置したのです。
4月から事業を開始して半年。
大田区の事業となった「大田区高齢者見守りキーホルダー登録事業」は、区として事業を始めた平成24年4月末から7月末までの3ヶ月間で、新規登録者が
6,307人!
みま~もが実施していた当時からの登録者を合わせると、区内の65歳以上高齢者
10,300人 が利用していることになります。
区内にある全20ヶ所の地域包括支援センターに常勤配置された
「見守りコーディネーター」 は、地域に出向き、見守りの必要な高齢者の情報を集めるなどの
ネットワークづくりに専従 します。
4月以降、それぞれの包括支援センターの見守りコーディネーターが、地域に出かけたり、近隣の包括支援センター同士のコーディネーターが協力し合って住民向けのセミナーを企画・実施したりと、動きが始まっています。
月刊「介護保険」10月号には、この大田区の取り組みが4ページにわたり紹介されました。
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この中で、大田区高齢福祉課長はキーホルダー登録事業について、
区民からは、「区役所でも見守りキーホルダー登録事業の登録をできるようにしてほしい」との要望もあるが、大田区では「地域包括支援センター」で登録することにこだわっている。
登録時と年1回の更新時に、利用者と「地域包括支援センター」の職員が必ず顔を合わせることで強固な関係を築くことができるからだ・・・。
と、キーホルダー事業の本来の有用性をこう説明している。
うれしいことです・・・。
自分が働く自治体の皆さんが、キーホルダー登録事業の意義を深くとらえ、取り組んでくれていることを本当にうれしく思います。
「ただ配ればいい・・・」
それだけでこの事業をとらえて進めても、何の意味もありません。
・地域包括支援センターが窓口となり、地域とつながるツール!
・年1回の誕生月の更新によって、情報の更新もそうですが、何よりキーホルダー事業を通してつながった住民と地域包括支援センターとの つながりの更新 も含めて、定期的に顔を合わせること。
そこにこの事業の大きな意味があるのです!
みま~もが生み出したキーホルダー登録事業・・・。
「大田区民全てにこのシステムを届けるためには、一任意団体で継続していくことよりも、自治体の事業として取り組んでいくことの方がいい・・・。」
みま~もとしてこの事業を始めた当初から、こう考えるようになりました。
みま~もの代表、副代表、そしてみま~もに関わる協賛事業所のみんなと話し合い、理解してもらいました。
そして、大田区の担当課の方々と、何度も何度も話し合いを重ね、ただの「配布事業」では終わらない具体化を検討していきました。
そして、この24年度から「キーホルダー登録事業」は、大田区の事業として新たに歩み出したのです。
ツールとしての見守りキーホルダー事業。
包括支援センターが実態把握の実働部隊ではなく、地域に暮らす住民、そして、地域で働く専門職、企業・団体をつなぐコーディネート機能を担う機関としての役割を貫く!
これが、今後の大都市部における大田区発信の新たな高齢者見守りシステム!なんです。
今日は、一の酉!
わが包括支援センター近くにある鷲神社でも酉の市が行われました。
鷲神社に向かう商店街は、出店で大にぎわい!
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鷲神社
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わが包括職員もお昼時に酉の市を散策・・・。
甘いものに目がないあっこちゃんは、クレープ屋さんに釘付け・・・
「どれにしようかなぁ~~~~~」
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何クレープにするかが決まったようです!
あとは、おこづかいとの相談
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クレープゲットに満面の笑み

甘いものだめじゃなく、ちゃんとご飯ものも食べないとだめだぞ!!
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