認知症シンポジウム&バスツアー後、参加されたサポーターのみなさんから、さまざまな反響がありました。
事務所前の空き地を隔てたすぐ向かいに住んでいるSさんは、ご主人と一緒に参加してくれた。
ご主人の趣味は私と同じで 写真撮影!
シンポジウムが始まり、舞台に座った私。最前列には、多数の記者やカメラマンが勢ぞろい!一言話せば、シャッター音があちこちから鳴る(カシャッ、カシャッ!)
この多くのカメラマンの中でも、ひときわ目立ち、誰よりもシャッターを切る一人のカメラマンがいた・・・。
これが、Sさんのご主人!
シンポジウムの翌日。ご夫婦そろって事務所に見え、ご主人撮影の写真を渡してくれました。
Sさんはバス酔いがひどく、なおかつ、高所恐怖症の上に、地下鉄が嫌い!
Sさんにとって、今回の都庁ツアーへ参加するということは、この三重苦に真正面から向き合わなければいけないということ。
それでもSさんの中には、「シンポジウムには行かない!」という選択肢はありません!結局バスにはさすがに乗らず、ご主人と大嫌いな地下鉄で都庁へ!そして、他のみなさんと現地で合流!
大嫌いな高所にある展望レストランでの食事も、シンポジウムも参加してくれました。
「澤登さんの一世一代の大仕事、私たちが見届けてあげなきゃぁねぇ~~~!」
Sさんはそんなことを話してくれた・・・。
もう一人・・・。
Nさんは80歳女性。「要支援2」で介護保険サービスを利用している。
今回のツアーも、一人での参加に体力的にも不安を感じていましたが、娘さんが一緒に参加してくれることになり行くことができた。
翌日、Nさんも、私が留守の間に事務所に来てくれたそうです。
そして、1枚の手紙を私に渡すよう、職員に手渡して帰って行った・・・。
「先日は本当にお疲れ様でした。本当にすばらしいスピーチでした。みま~も諸行の活動および、申請の方法等こまかく、わかりやすくお話しくださいました。
いろいろな経験から培われたものでしょうか、本当にいいお話しをありがとうございました。
また、いつもお世話になっているスタッフのみなさんに、おつかれさまとお伝えください。」
さらに、もう一人!おどろきの方が事務所に訪れてくれた。それは、今回の認知症シンポジウムで、認知症の方の家族を代表してシンポジストとなった、村井 昭三さん
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そういえば村井さんは、大田区と隣り合わせの品川区に住んでおり、かかりつけ医が当院の医師だとシンポジウムの日に話していたことを思い出した。
今日は、通院日!病院に来たついでに、私の顔を見て帰ろうと、事務所の扉を開けてくれたのです!!
職員に呼ばれ、玄関に行くと村井さんが笑顔で立っていた・・・。
「村井さん来てくれたんですね!」
耳の遠い村井さんに、少し大きめのはっきりした声でこう伝えると、村井さんは笑顔のまま私に右手を差し出してくれた。
その場でしばしの間、がっしり握手
村井さんにはこの場で依頼をし、、来年1月にみま~もで開催する「認知症セミナー大森」に参加してもらうことになった。
奥でお茶でもと思ったが、「顔を見に来ただけだから・・・」と帰っていきました。
来年1月の再会が楽しみです!!
いつも、「ここまでが、自分のできる限界!こんなこと自分にはできない!」
そんな思いを抱えながら、それでもさまざまなことを、背伸びして取り組んできた。
自分なりには、精一杯の努力をして、やらなければならない事に臨んできたつもりです。
思うんですよね・・・。
真剣に、逃げずに真正面から取り組むことに失敗などひとつもないということ。
失敗したとがっくりくることもあるでしょう・・・。でも、それ自体も、自分自身の大事な経験として自分の心の中に蓄積されていくんです。
見返りを考えず、ただ必要性を感じたものに真正面から取り組んでいく・・・。
この行為こそが、自分を成長させていってくれる。
そして、人間にとって何より大切なものを自分に与えてくれる。
人間にとって何より大切なもの・・・。それは、自分を成長させてくれる、自分が学ぶことができる、人との出逢いなのだと思っています。
みま~もサポーターのみなさん、大森から新宿都庁まで・・・・、ありがとうございました!!
そして、みま~もの活動を、ときに見守り、ときに支えてくださっていること心からうれしく思っています。
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