私たち、地域包括支援センター入新井は、区内3ヶ所の地域包括支援センターで実施する、「東京都地域支え合い体制づくり事業」のモデル事業に10月より取り組んでいます。
このモデル事業では、
・地域包括支援センターに、気になる高齢者の情報が集約できる仕組みづくりを行なう。
・支援が必要な高齢者の把握
という大きくはこの2つを取り組んでいくために、自治会・町会や民生委員などの地域の会議や催しに積極的に参加し、地域の方との信頼関係を築き、介護保険の認定がない、区のサービスを受けていない等、孤立の可能性が高い高齢者を把握し、必要なサービスにつなげるとともに、見守りの強化を図っていく。
このモデル事業に取り組むにあたって、先週、地域の出張所長・副所長に、区高齢事業課 係長と顔合わせに行きました。
初顔合わせとなる所長と名刺交換を行なったとき、
「私の知り合いが、澤登さんの講演を他区で聞いて、ものすごく感動したと、報告してくれたんです。内容を聞いて、私も地域のつながりを同じように築いていきたいと思っています。」と、話してくれました。
副所長とは何度かお会いしたことがあった。この副所長も、
「入新井包括さんの取り組みは、私もよ~~~~く知っています。セミナーにも参加しましたが、地域の高齢者が本当にに信頼しているのよね。」と、話してくれました。
この顔合わせの中で、今後、地域の全町会長、消防・警察・学校長・そして、私たち包括が加わり月1回開催している、「地域力推進会議」を単なる報告会だけでなく、後半をテーマを決めた話し合いとしていくことを所長が提案してくれました。
そして、最初のテーマを「高齢者の見守り・支え合い」として話し合っていくことを決めました。
その後、この所長さんとは、研修に参加しては、「いい取り組みだから資料を持ってきました」と事務所に訪ねてきてくれたり、モデル事業での連絡を取り合ったりと、関係性がぐんぐん近くなっています。
さらに先日、大田区報にこの取り組みを掲載するために、地域の町会長と副会長が事務所に訪れた。区の広報担当と出張所長、私、そしてたぐナースが同席。
撮影もあるので、外で話しをしていると、通りがかる人たちがほぼ全員あいさつや声をかけてくれる
会長は、「キーホルダー登録システムの取り組みは本当にいい取り組み!さらに町会の皆さんに広げたいので、合同町会報 新年号の原稿を編集長から依頼していると思うんですが・・・。」
私:「はい、今執筆中で来週には出来上がるので編集長に渡しますね!」
なんか思うんですよね・・・、ネットワークってこういうものかって・・・。
モデル事業では、
・地域包括支援センターに気になる高齢者の情報が集約できる仕組みづくりを行なう。
・支援が必要な高齢者の把握。
という大きな柱があるが、何も一から始める必要などない。
私たちは、地域とつながるツールであるキーホルダー登録システムと、みま~もを通して地域住民とつながってきた関係性があります。
この4年間育んできたネットワークの実りを、このモデル事業で試すいい機会として、臨んでいきたいと思います。