大田区発の地域包括ケアシステム-おおた高齢者見守りネットワーク(みま~も)

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2011.11.25一人はひとり
  •  最近、地域包括支援センター職員が実働部隊となっての、「実態把握」が、ブームのように取り組まれている。
     本来サービスが必要だが、自分ではサービス利用までたどり着くことができない、SOSの手を自ら挙げることのできない人たちを、地域包括支援センターで把握し、サービス利用につなげていく。
     この実態把握のために、見守りコーディネーター、見守り協力員なる地域包括支援支援センター職員を新たに配置。
     この職員は、実態把握のための実働部隊となる。 
     しかしこの実態把握を、地域包括支援センターが実働部隊になり何百人、何千人把握していくのでしょう?
     ひとり暮らし、サービスを利用していない人に絞ったとして、すべての人をまわり終えるのに何十日、何ヶ月、何年かかるのでしょう?そして、訪問したうち、何件の人が玄関を開けてくれるのでしょう?
     すべての人をまわり終わった頃には、最初に実態把握した人たちの状況は変わっていることでしょう。この人たちにはまた、包括職員が二周りめに挑戦していくのでしょうか?
     もうそろそろ、私たち地域包括支援センターが本来力を注ぐべきものを明確にしてください!行き当たりばったりでその場しのぎを、いつまで私たちに押しつけるのでしょう。
     こんなことを続けていれば、現場は疲弊するばかり。それだけではありません、地域包括支援センターが存在する意味すら、現場の地域包括支援センター職員が履きちがえていってしまいます。
     実働部隊目的の地域包括支援センター職員を配置しても、一人が一人でしかない。しかも、一人の力などたかが知れている。
     地域包括に実働部隊がいることで、本来、実態把握を通して協力し合っていく、地域住民や、地域の民生委員、自治・町会の顔がどんどん見えなくなっていく。
     地域とつながる必要がないんですよ。実態把握の実働部隊がぐるぐるまわるわけですから。
     地域住民は、「地域包括支援センターというところは、孤立していく高齢者を一件一件まわるのが役割。」という認識を持ち、地域包括支援センターにお任せ。
     実態把握を否定しているのではありませんが、この実働部隊の職員を配置する先に、何をイメージしているのかを聞きたい。
     それぞれの自治体が、 自分たちはこれだけ実態把握のための訪問をしている。 そして、あわよくば サービスにつなげているという実績 となる明確な 数字 がほしいのか?
     もし、実態把握という、数を上げていくための実働職員を配置するのなら、一人ではすぐに足りなくなりますよ。実働部隊は、一人はしょせん一人でしかないんです。
     私は、地域包括支援センターに今必要なのは、一人が一人ではなく、一人が地域のあらゆる人たちとつながり、サービスが必要な人や孤立している高齢者を、地域の関係性の中から、適切な時期に私たちにつなげてもらうネットワークを構築していくコーディネーターの役割こそ担うべきと考えています。
     地域のつながりが希薄だと言われている大都市東京。この中で、孤立していく高齢者をつくらないことこそが大切なのです。
     このような理解を地域に広げ、ネットワークを広げていく。
     その核となるコーディネーターを、地域包括支援センターに配置することによって、地域包括支援センターが実働ではなく、医療・保健・福祉専門職、専門機関、地域住民を含めた地域づくりを担っていく。
     このような職員を配置することによって、地域包括支援センター職員自体も、自分たちの役割を明確に自覚することができる。
     「自分たちは、地域に暮らす人、地域で働く専門職たちと、孤立していく高齢者をつくらないことにこそ力を注ぐんだ」・・・と。
     地域に暮らす人と協力し合う大切さは、支え合う側にいる人も、支えられる人になる可能性もある。
     支える側に関わっていれば、支えられるときには、どこに相談していいのか?どの時期に手を挙げればいいのかをわかっているということ。
     高齢化はこれからも進んでいくんです。地域に暮らし「支える側」にいる人も、高齢者の方が多くなるのがこれからの都市部なのです。
     協力を求めるということは、役割を持ってもらうということ。
     この『役割』、『社会参加』というものが、これからの高齢者の孤立予防につながるのです。地域ぐるみで高齢者を支え合うという機運が育まれていくんです。
     だからこそ、多くの人に協力を求めてつながっていくことが大切なのです。
     「コーディネーター」機能としての役割を担うんですから、地域包括支援センターが、一人は一人でいてはいけないんです。
     「実態把握」という名の、その該当者との関係が白紙でたずねるという訪問員ではなく、地域と地域で働く医療・保健・福祉専門職、専門機関をつなぐコーディネートの役割を担う。
     つまり、ネットワークを構築し、今の大都市部が抱える高齢者の孤立に向かっていくのです。
     先を見据えず、今、目の前の問題を取りあえず考える。
     取りあえず何か動いているという実績づくりだけを考えて方向性を形作ってしまうと、取り返しのつかないことになってしまいます。
     地域包括支援センターの本来あるべき姿を明確にしてあげなくては、現場の地域包括支援センター職員がすり減り、自分たちの立ち位置がわからなく混乱させてしまうだけです。
     一人が一人ではなく、何百人、何千人と協働し、地域全体で高齢者を支え合う地域づくりに向かう視点を、包括支援センターに持たせて下さい。
     これが今の自分が考える、今後の地域包括支援センターのあり方への願いです。今の自分が考える道筋です。
     
     
     入新井特別出張所長からのお誘いがあり、ワールドカップ優勝 なでしこジャパン 丸山 桂里奈さんの祝賀会に参加してきました。
     丸山桂里奈さんは、生まれも育ちも大森入新井。山王にあるくらやみ坂で、足腰を鍛えていたのだそうです。 
     祝賀会には、丸山桂里奈さんのご両親、学校関係者、友人、自治・町会長のみなさん、行政関係者、議員等々、多くの方が来ていました。
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     丸山桂里奈さん登場!!大きな拍手に包まれます。
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    ワールドカップ優勝の時のユニフォーム。大田区民栄誉賞(大田区初!)を受賞した際の記念品のグラスなどが展示されていました。
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    ロンドンオリンピックに向けてがんばって下さい!!
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