SOSみま~もキーホルダー登録システム!
このシステムは、みま~もで取り組んだセミナーをきっかけに、地域に在る4つの病院医療ソーシャルワーカーとみま~もの協賛事業所専門職たちが、「住み慣れた地域に暮らし続けるための安心」を考えて生み出したものです。
平成21年6月「医療の安心」をテーマにしたセミナーで、私たちみま~もに関わる専門職と医療ソーシャルワーカーは、参加者である地域住民の皆さんに呼びかけました!
「このようなシステムを、この地域でスタートさせようと思っています。このようなシステムを皆さんどう思いますか?必要だと思いますか?力を貸してもらえますか・・・・?」
会場から大きな拍手が起こったことを昨日のように思い出す。
一任意団体であるみま~もが、「SOSみま~もキーホルダー登録システム」として、この事業を大森地区で始めたのは、セミナーから2か月後の平成21年8月1日!
わずか2か月でこの事業をスタートさせることができたのは、一緒にこの事業を生み出した医療ソーシャルワーカーたちが、区内すべての病院のソーシャルワーカーに協力を求めてくれたこと。
みま~ものセミナーで、以前講師を務めてくれた警察署生活安全係 係長が、すべての交番にキーホルダー事業の周知、協力を呼びかけてくれたことなどが上げられます。つまり、それまでにみま~もが築いてきたネットワークが実を結んだのです。
登録者はみるみる広がりを見せました。私たちはこの様な広がりの中からいつしか、「この事業を大田区全域に暮らす人たちに届けることができるためには、このシステムを大田区の事業として手渡すこと。」
そのように考えるようになりました。
「キーホルダーシステムを区の事業に・・・・!」と、当時の行政担当者に話しても振り向く人はだれ一人いませんでした。
それどころか、このシステムを手渡すために奔走していたつもりが、お願いをしているような錯覚に陥るような対応を受ける始末・・・・。
それでも結果的に、平成24年4月1日から「大田区キーホルダー事業」として、大田区に暮らすすべての65歳以上の方にこのシステムを届けることができたのは、シルバー人材センター、自治町会、民生委員の方々の声・・・。
そして、「同じ大田区民なのに、大森に暮らす人はキーホルダーを持つことができて、どうして他の地域に暮らしていると登録できないのか!」という住民の声だったのだと思います。
この事業をスタートさせる第一歩となったセミナーで私たちは呼びかけました。
「このようなシステムをスタートさせたら、力を貸してくれますか?」
最終的に、キーホルダーシステムが区の事業になったのは、大事だと思って登録してくれた人たちの登録者数、そして、「この事業を自分たちの町にも!」という区民の声だったのです。
どんな物体も、引力、摩擦を受ける。だから動かない・・・。
動かないのであれば、動かそうとする方向に力を込めるだけ。それでも動かないのなら、動くまで同じ方向に力を込めてくれる人を増やせばいい。
こうして大田区には、元気なうちから地域住民と地域包括支援センターがつながるツール!「キーホルダー登録事業」が生まれたのです。
登録者は現在 15000名を超えている。大田区の高齢者人口は約14万人。65歳以上の10人に一人以上が、キーホルダーを持っているのです。
このキーホルダーには、大田区のマークをおでこにつけた 「みま~もくん」 が刻まれています。15000人の人の傍らで、みま~もくんがその人を見守っていてくれているのです。
区の事業になる際、私は区の担当者に最初で最後のお願いをしました。
「みま~もに関わる専門職たちが生み出したこの事業、大田区の事業になっても、みま~もくんをキーホルダーに入れてほしい。それが、この事業を育ててくれた専門職たちへ、大田区からの見える感謝の形になる。」 と・・・・。
区の担当者の方は、この約束を守ってくれました。
そうなんです!大田区の「キーホルダー登録事業」のキャラクターは、 みま~もくん!なんです・・・。
大田区見守りキーホルダーサンプル
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キャラクターはみまーも君ですよ。いいですね。