大田区発の地域包括ケアシステム-おおた高齢者見守りネットワーク(みま~も)

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2010.8.24専門家
  •  『 専門家というものは、より少ないものについて、さらに知識を増やしていく人のことであるという定義は、適切であり真実です。』
     アメリカミネソタ州、メイヨー・クリニックの創始者であるメイヨー兄弟の言葉です。(フレデリック・ウィリウス著「メイヨー兄弟の格言集」より)
     本来、専門家は視野が狭いもの。でもそれでいいんです。だから、自分の領域である専門を極め、高みにいくことができる。
     しかし、今の少子高齢化の進展は、機能分化された各専門分野だけで、地域に暮らす人の生活や、生命を最期まで支えることができるかというと限界がある。それは、医療・介護の制度自体も同様です。
     つくづく感じます・・・。
     機能分化された専門組織、職種が、情報をきちんと共有でき、有機的にかかわりあう仕組みがどうしても必要だということを。
     各専門を、「連携」という言葉のもとつないでいく、キーになる者が必要なんです。
     ただ、一口に「連携」というのは言うが易し。
     専門がちがえば、専門用語や、通常行っている会話もちがう。ときに、ちがう専門職種が聞けば、外国語のように聞こえる、専門同士が話している通常会話もある。
     同じ患者に向き合っても、各専門により「何を中心に観察するのか」という視点もちがう。
     このような一つひとつが、「連携」を困難なものにしている。
     このような、ちがう立場の専門家が有機的にかかわるには、共通に抱えている課題にともに向かい合うこと。これが一番の近道のように感じます。
     この共通課題は何か?それは、地域で高齢者を支える仕組みづくりです。
     病院は、退院調整に必要となる、家族・親族が協力できない高齢者が多数入院していて、院内の専門職種だけでは、在宅に戻すことができない。そのため、在宅調整に欠かせない、介護専門職を必要としている。
     在宅の現場では、医療的ケアの必要性が高い利用者が急増。医療との連携を求めているが、医療との連携に、個々では敷居の高さを感じてしまっている。
     地域で暮らす人たちの中には、隣近所に住む高齢者の異変に気がついてはいるが、家族でも、親族でもない自分が、この異変を誰かに伝えてもいいのか?また、どこに伝えればいいのかわからない?というジレンマを抱えている、善意ある人たちも決して少なくないはず!
     「隣りは何をする人ぞ・・・」と、近隣の異変を見過ごして平然としている人たちばかりではない。
     このような各専門家、住民の抱える共通課題で一致しあうこと。力を出し合うこと。これが、本当の意味での、具体化可能な 『 連携 』 だと思っています。
     課題が明確だから、力を合わせやすい。
     人一人の生活も、生命も、一人では守れないんです。だから、地域の医療・介護サービスの質と、連携が求められている。そして、ネットワーク構築にかかっている!
     地域の人々、地域で働く専門職で、支えあえる地域づくり!この共通課題に向かって、力を合わすこと!これが、地域支援に求められる私たちの役割なんです。
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