大田区発の地域包括ケアシステム-おおた高齢者見守りネットワーク(みま~も)

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2015.12.24専門職の手が届くまで・・・
  • 「地域包括ケアシステム」という言葉が叫ばれ、国中で専門職同士の「連携・ネットワーク」を構築する動きが高まっていたとき・・・・、
    私たちは地域から忘れ去られていた公園で、住民の人たちとともに、フェンスのさびを落とし、白いペンキを塗っていた・・・・。
    迷いやためらいがなかったかといえば嘘になる。
    「専門職である自分たちがいったい何をしているんだろう?」「専門職連携・ネットワークに向かう人たちの流れに乗らず、地域住民とこのようなことをしていて大丈夫なのだろうか?」 、このような思いが、心のどこかにありながら、それでも流れとはちがう道を一歩一歩進んでいくしかなかった。
    私たちがみま~もを立ち上げた思いであり理念、それは、
    「SOSの声を上げることの出来ない人たちに、私たち専門職の手が届くまで!」
    本来は私たち専門職とつながる必要があるが、様々な理由で私たちとつながっていない人は地域にたくさんいる。
    この人たちに私たち専門職の手が届くためには、いくら専門職だけで強固な医療・介護連携を構築していたとしても残念ながら届かない。
    この人たちと私たち専門職がつながるためには、当事者とつながっている地域の様々な企業、近隣住民の力がなければつながることはできないのです。
    だから私たちはみま~もの取り組みを通して、専門職として地域に飛び込むことを選択したのです。
    今、自分たちに迷いはない。地域に根ざし、身近な存在としての医療・介護専門職、地域包括支援センターであり続けようと思う。
    ネットワーク構築、顔の見える専門職連携、たしかに大事です。ですが、専門職同士のネットワーク構築、顔の見える関係づくりが目的ではないはずです。
    ネットワーク構築はあくまで「手段!」。ネットワークを構築し、何をしていくのかという目的が明確でなければなりません。みま~もを8年間取り組んで、今の私たちは心からそう実感しています。
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