大田区発の地域包括ケアシステム-おおた地域見守りネットワーク(みま~も)

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2009.12.31座標軸
  •  「春について・・・」
     だれもうたがうものはいない  いまが冬だということ 
     冬のあとには春がくること  だが君は知っているか
     春はどんな顔をしているか  どんな歌をうたうのか
     
     過ぎ去れば青春はいっとき  人生だってたぶん・・・
     たしかに黙っていたって春は来る 
     けれども、そんな春が来たとて  君は泣けるか、笑えるか
     しゃんとした春を彫刻するなら  この冬の壁にノミを打たねば
     はればれと春の歌が聴きたいのなら  まずこの凍った土を掘り起こさねば
     喜びの折りの友情はにぎにぎしく  つらときの友情は身にしみる
     冬はむしろほんものを試すいい季節だ
     僕らのこの時代を、のちの世の人々は語るだろう
     だが、まず僕ら自身たっぷり語ろう
     どんな冬があり、春があったか
     つらい冬の中で、春がどんなにけなげに燃えたか
     そして
     冬から春にかけて  
     青春も人生も  けっしていっときなどでなかったということも・・・

     16歳になる誕生日の日に、2歳年上の尊敬する先輩が、家に届けてくれたプレゼント。それは、ひとつの詩集でした。
     私はこの先輩と高校生活を送りたくて、志望校を選びました。私の当時の成績では、一歩背延びが必要な学校でしたが、自主自立を尊ぶ気風が、何より当時の私には魅力的だったのです。
     この先輩は、今、養護学校の先生をしています。きっと、今でも自分が大切にするものを貫き、子どもたちに向き合っていることでしょう・・・。
     私の人生の座標軸があるとすれば、それは、この先輩を始め、今まで出逢うことのできたすばらしい人たちです。
     この、人との出逢いの中で、人生のすばらしさ、生命の尊厳、人間として守らねばならぬもの、けっして譲れないものを学びました。
     新年にあたり、多くの人たちから譲り受けたこの座標軸を、自分の人生を進みゆく座標軸に・・・と、心新たに噛みしめています。 
     
    本年もよろしくお願いします!!
              ↓
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