おおた高齢者見守りネットワークを発足し4年半・・・。
いろいろな節目を乗り越えてここまでやってきました・・・。
「もう一度最初からやってごらん・・・」
と言われたら、私はきっと断わるでしょう・・・。
なぜなら、国が示している地域包括ケアの中核を担う地域包括支援センターが、今の体制、今の役割のまま、地域全体で高齢者を支える見守りネットワーク体制の構築に向かうことが、どんなに大変なことかを身をもって知ってしまったからです。
このような体制もなく、たったひとつの地域包括支援センターで始まった 『 みま~も 』 は、毎日起こるぎりぎりの問題に右往左往する業務の日々への疑問と限界。
本来自分たち専門職が果たすべき役割との矛盾を感じていた地域包括支援センター職員たちの、自分の専門への誇りと意地が生み出した形だったのかもしれません。
「みま~も」 という、地域包括支援センターが核となり、介護事業所や関連企業、医療や福祉機関を、
「地域づくり」を目的におき、
「協賛」という、個人ではなく、「組織」の理解のもと参画するネットワークという形を、私たちは選びました。
この「協賛」という形は、単に運営資金が必要だったということだけではないのです・・・。
介護事業所や福祉・医療機関、企業が、「 みま~も 」というネットワークに、
組織として加盟することが、その組織にいる専門職たちを、母体の理解のもと、堂々と地域づくりに関わることができる素地となっている。
みま~も発足当初、それまでのつながりの延長で、多くの専門職仲間たちが趣旨に賛同し協力してくれた。
この仲間たちの思いに呼応して、私が最初にしたことは、この人たちの思いがこの「人」だけの献身的な活動で終わることのないよう、この人たちが属する組織に一件一件まわることでした。
まだ何の実績もない
『 みま~も 』 という一任意団体に、組織として関わることへの可能性とメリットを伝え、協賛として加わってもらうという営業活動です。
ベネッセスタイルケア、山武ケアネット、医師会、社会福祉協議会・・・・などなど。
みま~も発足に向けた2~3ヶ月は、この大森に生まれる、まだどこにもないようなネットワーク団体への理解を、さまざまな組織に伝える日々でした。
すぐにでも具体的に仲間たちと動く・・・。
当時の私を考えると、早くそれをしたかったにちがいありません。
しかし、まずはこの
「 組織間連携の構築 」に時間と力を費やしたのは、仲間たちが、思う存分自分たちが持つエネルギーをこの取り組みに注いでほしいと思ったからです。
そのために、母体組織の理解が不可欠と感じていたからだと思います。
あれから4年半・・・、みま~もの協賛事業所・企業は、まもなく、70ヶ所になろうとしています。
そして、後援団体は、「大田区」をはじめとして、「医師会」・「歯科医師会」・「薬剤師会」・「東京社会福祉士会」・「居宅介護支援専門員連絡会」・「社会福祉協議会」など、各専門職の職能団体が名を連ねています。
ネットワーク=組織間連携
この土台がしっかりとあるからこそ、そこに属する一人ひとりの専門職たちが、みま~もにいきいきと関わることができているのです。
・目的が明確なこと。
・つねに、新しい組織が入りやすいオープン性を持っていること。
・そして、組織がみま~もの趣旨を理解して、組織として参画することを基本としていること。
これが、みま~ものネットワーク発展過程理論の3要素!
そして、これが、みま~もが考える地域包括ケアの形なのです。
NEWみま~もステーション裏にある公園には、夏の陽射しを全身に浴びて、ひまわりがグングン成長しています。
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NEWみま~もステーションも完成!
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この日、カドヤ建設常務取締役 Nさんが、公園で水やりをしているみま~もサポーターの皆さんのところへ顔を出してくれました。
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みま~もステーションの裏口の脇に、このような水道を用意してくれました。
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さらに!このような花壇も作ってくれたのです。
みま~もステーションの公園につながる玄関に、すてきな花を植えましょうね!
Nさん!ありがとう!
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