大田区発の地域包括ケアシステム-おおた高齢者見守りネットワーク(みま~も)

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2012.9.10つながるためのツール
  • 「みま~もの取り組みについてや、高齢者の状況について、役員会で話してほしいんですが・・・・」
    私たちの隣りのエリアの町会長さんから、依頼がありました。
    この町会の皆さんは、自分たちのエリアのA地域包括支援センターにも声をかけていて、責任者のWさん、見守りコーディネーターのMさんと参加してきました。
    私からの話しの後、A地域包括支援センターWさん、Mさんの登場!!
    大田区の事業となったキーホルダー登録システムについて、システムの説明と協力について呼びかけます!
    二人の協力の呼びかけに呼応するように、参加者から手があがる。
    「この件については、役員から登録を呼びかけていくんだから、まずは自分たちが登録していきましょう!」
    「何人か集まったら説明に来てくれるのかい?」

    これぞ、キーホルダー事業効果!!
    「キーホルダー」という具体的なツールを通して、町会と包括支援センターが、単なる周知や協力依頼で終わることなく、何を取り組んでいくのかという具体的な話しになっていく・・・・。
    地域に暮らす人たちが大事だと思えるツールを持ち、具体的に話し合っていくことで、単発ではなく継続的に地域とつながっていくことが可能になるんですね。
    今からちょうど3年前・・・。
    地域に暮らす人たちにとっての安心とは何か?
    そこから、地域で働く医療・保健・福祉専門職と考え、生み出した「キーホルダー登録システム」。
    これが今、大田区中で地域包括支援センターと、地域住民が継続的につながり合うきっかけになっているということを目の当たりにして、不思議な感じとうれしさを感じました。
    数日後、この町会からまた連絡が入った。
    「前回はとてもいい内容だったのに人数が少なかったので、再度、集まりたいと思っているんですがまた来てもらえますか?」
    どうぞ、どうぞ 
    トップダウンでの地域包括支援センターの周知や協力依頼だけでは行き詰まる!
    周知や協力依頼だけでは、自分たち自身も、楽しくもなければやりがいもない。
    地域への包括支援センターの周知=大変になる
    こう思うとどうも力が入らない・・・。
    協力依頼・・・。
    お願いばかりだと、やっぱり言う方も気兼ねしますよね。
    お互いが大事だと思うことが見つかりさえすれば、あとは一緒に考え合えばいいんです。
    地域に出ていくのに肩肘張る必要はない。具体的に取り組むツールさえ見つかれば対等でいいと思うんです。
    町会の集まりに参加してきました。
    高いところからの話す側と、話しを聞く側が、ものの見事に分かれている状態からのスタートです・・・。
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    参加者のために用意された座布団も、なぜか後ろの方から埋まり、前は空いている・・・。
    完全アウェー状態・・・ 
    当然ですよね。お互い知らないもの同士が初めて会うんですから・・・。
    でも、ここから始めればいいんです。これ以上離れようがありません。あとは、継続する中でこの距離を縮めていくだけです。
    いつもそう思っています。
          ↓
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    この町会のエリアの包括支援センタ-WさんとMさん!
    「地域包括支援センターは何をするところかということよりも、まずは私たちの顔を覚えてください!」
    参加者から親しみを込めた笑いが起きる・・・。
    もっともらしい説明を1時間するよりも、これだけでグッと距離が縮まる・・・。このあとの話しが聞きたくなる・・・。
    人同士の関係って面白いですよね。
    Wさん、Mさんお疲れ様でした。
           ↓
    P2409041140549.jpg

    事業所: 未分類

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