今日、月曜日の朝、いつものように事務所へ「ボ~~~~~~~ッ」
と向かっていると、みま~もサポーターのHさんが前からやってきた。
「おはようございます! 」
私からあいさつすると、何かを訴えるような目で、小走りに近づいてくるHさん。
真剣な表情で私にこういってきた・・・。
「日曜日、雨降ってあんなに寒かったけど、カキ氷売れた?
」
Hさんは、石巻復興フェアの初日に、みま~もサポーターとして、一日中参加してくれていました・・・。
「ありがとう・・・。大丈夫でしたよ! カキ氷は途中からやめて、おしることどら焼きにメニューを変えてやったんですよ。
材料も、カキ氷用に用意していた小豆や白玉を使ったから、新たな材料費もかからなかったし・・・ 」
私がこう言うと、Hさんは、
「よかったぁ~
初日も寒かったけど、二日目は、寒い上に、雨だったじゃない!もう気が気じゃなかったのよぉ~~」
このとき、改めて気がついた。
いつの間にか、おおた高齢者見守りネットワーク(みま~も)の取り組みは、自分たち専門職だけのものではなく、この大田区に暮らす人たちのものでもあることを・・・。
このみま~もは、本来この地に暮らす人たちが、医療や介護が必要となって、初めて関わることになる私たち専門職たちが横につながり合い、地域にもっと出て行こうと発足した会。
元気に暮らし、今は、医療や介護を必要としていない時から、日常的に、地域で働く専門職を身近に感じることのできる地域づくり。
これをめざし、この大田区で働く専門職たちは3年半、毎月開催するセミナー、キーホルダー登録システム、みま~もステーションを、力を合わせ積み重ねてきた。
毎月開催するセミナーは、毎回100名ほどの住民が、学ぶ機会として楽しみに足を運んでくれている。
キーホルダー登録システムは、申請が可能な地域が広がっていくことを、区民が何より望んでくれている。
みま~もステーションでは、新たな試みとして、「みま~もサポーター」を募った。年間4,000円の会費を支払い、みま~もの応援者として、さまざまなみま~もの取り組みに主体的に関わってもらう。
現在みま~もサポーターは60名。先ほどのHさんのように、みま~もの取り組みを自分のこととしてかかわってくれている。参加者が多く集まれば喜んでくれ、雨が降れば心配してくれる。
地域住民とみま~もの取り組みを通して喜怒哀楽をともにできる・・・。これこそ、この地域に何より生み出したかった自分の思いでした。
この喜怒哀楽をともにできている関係性が、地域の中で地域で暮らす高齢者を支え合う力につながらないわけがない!
これでいい・・・。これでいいんです・・・。
この実感を大切に、これからも、みま~もの応援者であり、地域のつくり手である「みま~もサポーター」を、広げていきたいと思います。
この一人ひとりが、私たちの地域の
「みま~もサポーター」 です!
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