おおた高齢者見守りネットワークの取り組みを端的に言うと、
「専門家、専門職が自分の専門の枠を飛び越え、あらゆる専門とつながる場を創ったということ」
「このつながった各専門家、専門職が、つながっただけでなく、『地域』に暮らす人たちと、地域で出逢う機会を縦横に築いたということ」
要は、これだけのこと。
でも、これだけのことの中に、じつは大きな意味があるんです。
本来、私たち専門職は、自分の専門を必要となった人が、自分がいる場に訪れて、初めて専門職として関わっていく。
そういえば、
「専門」 って言う字は、
もっぱら門にいる と書くんですよね
この専門職たちが、自分の 『 専門 』 という門を出て、地域の空気を感じる・・・。
自分の門をくぐる必要がある人たちが暮らす地域。自分の門をくぐる必要性がまだない人たちが抱える不安。
専門職たちが、我が門を出て、これを肌で感じる・・・。
何か考えないわけがない!自分に何ができるのかを考えないわけがない!専門という門を出てみて、改めて自分の専門の必要性を肌で感じる専門職が、地域に多く存在すること。これが地域に暮らす人たちの安心につながる。
これを、おおた高齢者見守りネットワークの取り組みを通して築いていこうとしているんです。
ただそれだけ・・・。
でも、門を出た専門職たちのその一歩が、どれほど意味のあることか・・・。
それは、出会った地域住民のみなさんを見ていれば実感します。
専門職のみなさん!自分の門を、自分の扉を開け、地域に出て行きましょう!!
暑中お見舞い申し上げます。
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