今日、「月刊ホームヘルプ」の方が、見守りネットワークの取り組みについて取材に見えました。
10時から約2時間、取材内容は見守りネットワークの取り組みから、いつしか私の今に至るまでの経緯について話しが進んでいきました・・・。
とくに、写真工学部を卒業し、児童演劇のコーディネートを職業とし、いつしか高齢者に関わる仕事へ転身・・・、たしかに記事的には事欠かないおもしろい人生だと思います。(言葉を換えれば人生にポリシーがないとも言えますよね
)
聞かれるまま、児童演劇で働いていた頃の話しをしていたときに、ジャーナリストの方から出た言葉に自分自身がはっとした一言がありました・・・。
「いろいろやってこられましたが、児童演劇のコーディネートをしていた時に戻られたんですね・・・」
優れた舞台鑑賞を親と子で見続けることを通して、地域で子育てをしている母親が、一人で子育てをするのではなく、母親同士手をつなぎあい、地域で子どもの成長発達を創る。
そこには母親だけではなく、劇団の方もそうですが、地域の学生たちも舞台を鑑賞しながら、子どもたちとお祭りをやったり、キャンプに取り組んだり・・・、まさしく
地域づくりそのものの活動でした。
何も子どもたちのためにだけやっているという奉仕の精神ではありません。自分自身も、お母さん方、劇団の方たちの思いや理念に接することで、自分自身の成長にもつながっている実感がありました。
今さらながら感じたんですが、親に「勘当だ!」といわれても就職した児童演劇の仕事。そこで、貫きたかった自分の信念、生き方を、いろいろまわり道しましたがどこの場にいても貫いてきました。
だから今ここに、現在の自分がいるんだと、そして大切な仲間たちと出会えたんだと実感したんです。
たしかにこの男、変わってないんですよ~
いや、大きく変わってきたんです、こんな私でも努力して変えてきたんです。
貫きたいから、様々などんな人とも手が結べる、結び合うことができる、共感をつくることができるような自分になりたいから、精一杯努力してきたんです。
20年間努力して、ちょっとですが成長してきた結果が・・・、戻ったということになるんでしょうか・・・。
成長ってらせん階段なんですかね・・・。
ぐるぐるとがんばって階段を登る。同じ場所に戻るんですが、前にこの場所にいた自分と、今同じ場所にいる自分は一歩違う位置にいる・・・。
同じようなことの繰り返しですが、一歩高い位置から視野を広げて取り組んでいる自分がそこにはいる・・・。
一直線の階段を登り続けた方が楽かもしれません。でも、そこには、歩んできた道を確かめる術は下ることでしかありません。
ここまでらせん階段を登ってきました。ここまでこうしてきたんだから、これからもらせん階段をぐるぐると登っていきたいと思います。
メリークリスマス !!
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