『 自分の在る位置をしっかり定めること。 』
これがあって、初めてあらゆるものを広く見渡すことができる。深く物事を捉えることができる。
どんなに分野のちがうことも、自分にとって必要なものであれば吸収することができる。
自分の位置を定めず 「あれもこれも・・・」と関心の手を伸ばしても、結局は何も生み出すことはできないし、自分自身の実になることもない。
興味本位で、自分だけでなく周りの人をも混乱させてしまうだけ。
自分が混乱することは「身から出たさび」ということでいいが、付き合った周りの人はたまったものではない。
『 位置を定める 』 ということは、自分のものの見方や考え方の原点を決めるということ。
いろいろな想定外の事象も、自分の立ち位置から考えることができるから、ブレずに、系統的に発想することが可能になっていく。
混沌としている今の時代の中で、安易で楽なものに流されがちだが世の中そんなに甘くはない。
一つひとつ積み上げていく先にしか、見たいと思う景色なんて見ることはできないということ。
そのためには、スタートラインを決めて、ブレないための根を張って、進んでいかないと道に迷うということ。
そのためには学ぶことがどうしたって必要だということ。
見たい景色があるのなら、自分自身でこの道程を踏まなければならないんです。
近道や、ドラえもんの『どこでもドア』なんてないんです。
新年にあたって、自分のある位置を再確認し、進んで行きたいと思っています。