医療・介護専門職の間では今、空前の連携・ネットワークブームが到来しているようです・・・。
しかし現状は「制度内連携」・「制度間連携」・「専門職連携」と、ネットワークが「専門職のネットワーク」と矮小化されているのが現状で、地域の様々な社会資源、住民を巻き込んだ地域包括ケアシステム本来の方向性にはほど遠い。
専門職たちは、「顔の見える連携、ネットワークが構築できた!」と満面の笑み
しかし、この専門職の自己満足を地域住民は知るよしもない。
たしかに専門職や専門機関が連携し合うことは重要です。
ですが、地域の中で自身ではSOSの声を上げることができない認知症・一人暮らし高齢者を、私たち専門職につないでくれる地域のネットワークが醸成しないかぎり、いくら専門職同士が連携体制を築いたとしても意味を成さないんです。
そのため、私たちは今から7年前「おおた高齢者見守りネットワーク」(愛称:みま~も)を開始するにあたって、ネットワークについての共通認識をもつことが必要と考え、本会が目指すネットワークを次のように具体化をしてきた。
・ネットワーク① 【 気づきのネットワーク 】
地域に暮らす高齢者と日常的につながりのある人たちが、普段の関係性の中で高齢者の異変に早期に気づくためのネットワークで、友人、ご近所同士、町会、老人会、商店街、銀行などがその構成者にあたる。
・ネットワーク➁ 【 対応のネットワーク 】
先に述べた「気づきのネットワーク」による地域での早期の気づきをもとに、包括的・継続的支援を実施していくためのネットワークと言える。具体的には、地域包括支援センターのほか、医療・介護・福祉の専門機関等がこれに当たる。
以上「気づきのネットワーク」と「対応のネットワーク」が各々有効に機能し、尚かつ2つのネットワーク間が有機的に連携できるシステムづくりが、私たちの目指すネットワークであり、目標なのです。
みま~もが目指すネットワークシステムの形。
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成年後見センター・リーガルサポート神奈川県支部主催 成年後見人養成セミナー
『 孤独死予防ネットワークについて 』
にお呼びいただき、話をしてきました。
会場は・・・・・、みなと横浜!
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司法書士の方から質問がありました。
「もっと成年後見制度を身近なものに感じてほしいとケアマネジャーたちとの定期的な勉強会をしているのですが、この先どういう取り組みをしていったらよいでしょうか???」
私はこう答えました。
「成年後見制度というものがどのようなものか?皆さんのような司法書士という方がどんな業務を行っているのか?ケアマネジャーの方々と一緒にぜひ、住民を対象に知る機会をつくってみてください!」
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