認知症セミナーの取り組みを通して、介護家族会の会長と知り合うことができた。
8年間、親の介護を行い、それがきっかけで介護家族会を継続している。
この方は、私がまだ小学校の時代にアニメソングを歌っていた経験もあり、(有名な野球漫画、当時子どもだった方は、だれでも歌えるアニメソングです)話しをしていて楽しく引き込まれてしまう。
この会長は岩手、大分、沖縄、長野等で流れている介護についてのラジオ番組のパーソナリティーもやっている(朝6時からの15分番組)。
今日、この番組で「認知症サポーター養成講座を地域で取り組んでいる話しなどをしてほしい」と事務所にやってきた。
15分番組、4回分の収録を一気に行った。認知症サポーターの話しだけだと思っていたが、会長の語りがどんどん軽快になってきて、介護に携わる専門職の賃金も含めた待遇について、私たちがこの介護の世界に入った動機など、質問が機関銃のように浴びせられた
収録が終わり、逆に会長がどうしてこの活動を行っているのか聞いてみた。
「親が認知症になり、40歳から50歳という自分の人生にとって大切な時期を介護に充ててきた。この時期に一生懸命やってきたことを今に活かさなかったらもったいない ! 」
さらりとこのせりふを言う会長に会えて嬉しくなった。
認知症サポーター養成講座について、「小学校の子どもたちにもぜひ、授業の一環として受けさせたい !」と、会長の知人の教育委員会の方のところへ一緒に行くことになった。
この方には、いつも引っ張られることが多いが、今日は、この会長にまた引っ張られることを快く感じている。
「人それぞれに様々な人生がある。その方の人生を知り、だからこのことを大事に生きている」ということを知ることは、ともに何かをするときに共感となって動き出すエネルギーになるんだなと、ふっと感じました。
箱根仙石原で毎年11月頃に行われる「山焼き」。山一面のススキが10分ほどで焼かれていく。
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炎の煙の中にたたずむ、地域の消防団の方
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