大田区発の地域包括ケアシステム-おおた高齢者見守りネットワーク(みま~も)

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2010.3.19人に惚れ込む、人の努力に感じる
  •  いろいろと考える機会がありました。
     その人の努力の価値、または、この、努力に惚れ込む・・・。これは、人と何かを取り組んでいくときに、何よりも大切にしなければいけない、自分自身の指標だと思っています。
     自分の努力や、価値は、客観的に見れることができていればそれでいい。相手との関係で、自分を見つめるだけでいい。それ以上でも以下でもない。
     しょせんどんなに力のある人でも、一人でできることなんてたかが知れている。1人より2人、2人より10人の方が、大きなことができる。それだけでなく、大勢で何かをやった方が何より楽しい。
     ここに、「自分だったらこうできる、自分はこうする・・・・」などという思考が自分に芽生えてしまったら、周りの人たちが努力して取り組んでいる価値や、築きあげてきたものが見えなくなってしまう。
     自分が関わっている狭い範囲のものにしか、興味が持てず、注目せず、何より、人が一歩勇気を出して行動したことすら、評価者としてしか見ることができない・・・。気づかずにこうしてしまうことがあるかもしれない・・・が、この価値をきちんと見よう、見たいという自分がいなければ、一生この価値、すばらしさに気づくことはできないでしょう。
     「人の価値、努力、・・・、そのものすべてを自分が感じ取りたい、そこから学びたい!」これが、人とつながりあう第一歩なのです。
     感じることができないのを人のせいにする。または、何もしていない自分がいて、他者の行っている努力を、かやの外で評価しているうちは、自分の中に何の成長・変化も生まれないでしょう。
     ここに無関心、無頓着になる自分がいたら、誰も、一緒に手を取り合おうなどと思ってくれるはずがない。
     人に興味・関心を持ち、その人が大切にしたい思いを感じ、大切にしたいものに向かって努力して行っているものに目を向け、このすべての中でその人に惚れ込む。これがあって、初めてその人と「一緒に何かをしたい、この人と何かを取り組んだら、自分の中に何か生まれるかもしれない」というものがふつふつと自分の中に湧きおこってくるのではないでしょうか・・・・。
     目的や理念が崇高だから・・・・。頼まれてやる気が起きないんだけど、仕方がないからやってます・・・・。この段階では、たとえ何かを取り組んでも成功しないし、長続きもしない。
     「自分ががんばってやったことをみんなが見ていて喜んでくれる」、「自分の取り組んでる価値を理解してくれている」、「この人たちと一緒に何かをやったら、自分の中に新しい何かが生まれるかもしれない・・・」このような手ごたえが自分にあるから、持っている力をここに込めようと思うのではないでしょうか・・・。
     自分はがんばっている、理解している、自分ならできる!自分、自分はもういい!自分一人で何とかできているのなら、こと足りているのならそれで十分です。
     でも、今、医療・介護の専門職に向けられている課題は、自分、自分ではどうにもならないことばかりです。だから連携が必要なんです!
     人との関係で自分には何ができるのか・・・・。これを意識しながら、日々を過ごしていきたいと思います。 
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