大田区発の地域包括ケアシステム-おおた地域見守りネットワーク(みま~も)

文字サイズ:
2011.5.1大局を見据えて
  •  「自分たちはこうやっている!」、「この地域では、うまくいっている・・・。」
     そうおっしゃっているあなた・・・。
     自分がやっていることは、今が到達点でもう満足なのですか?
     「こうやっている」ということはわかりました。では、やっている中から何を学びましたか?取り組んでいるものの中に、次にもつなげられる法則的なものはありますか?
     やっているということだけで満足をしてしまっているのであれば、この地域では協力者がいてたまたまできたけれども、他の地域で同じようにできる保障は何もありませんよ。
     それともうひとつ。
     たしかに、それぞれの地域に特性があり、ネットワークを結ぶ道筋はさまざまでしょう。やり方がちがっていい。
     でも、「自分のところはこうだ」、「自分たちはやっている・・・」というところからのものの見方はやめませんか。
     それでは、発展に向けての議論はできません。
     今は、それぞれが取り組んでいる中から、大きな視点での共通性を見出し、法則をつかんでいくことが大切なんです。
     地域がちがえば、人もちがう。でも、ネットワークが育まれている事例には、必ず法則性があり、共通の土台があるはずなんです。
     今、全国の中で、さまざまなネットワークが生まれています。でも、その実践の中で共通する法則性を議論する場が、まだまだ少ないのではないでしょうか。
     だから、「私たちはこうやっている。」というものから前に進んでいかない。
     事例紹介だけでは、次に行かないんです。
     たとえば、ある地域でやっていることを、ちがう地域でそのままやってもうまくいかない。
     うまくいった事例を話している人自身も、その成功事例は一部の地域で、地域全体では格差がある。必ずしも、すべてでうまくいっているわけではない。
     そりゃぁそうです。法則性がないのですから・・・・。
     
     でも、成功事例の中から、法則を見出すことができれば、視点を持ち帰り、自分の地域を見つめ、取り組むことができる。
     偶然構築できた!このような人がいたからできた!というものではなく、どの地域でも同じような視点を持って取り組めば、地域で暮らす高齢者の安心につながるネットワークが構築できる。
     ネットワーク構築を次の段階へ進めましょう。
     そのためには、それぞれが、それぞれの感覚や思いで取り組んでいては無理なんです。少なくとも「めざす方向性」、「目標とする視点」は共通がいい。
     それぞれが、自分の目の前だけを見据えるのではなく、他の地域でのことを自分自身の取り組みと重ね合わせ、広い視野で共通性を考える。このことを必要と思えば、もっと、地域包括支援センター同士の連携ができるはずです。
     大変なことはどこも同じ。だからこそ、共通の視点を持ちましょう。一つの包括支援センターごとで、抱えるのはやめましょう。
     大局でつながり合いましょう。
    おおた高齢者見守りネットワークの4年目の地域づくりセミナーがいよいよ5月からスタートします。
    5月と6月の配布用チラシが出来上がりました!!
         ↓ 
    今年度最初となる、5月の地域づくりセミナーは、こちらをクリックしてご覧ください。
    6月の地域づくりセミナーのチラシはこちらです。
    P1050047.jpg
    P1050046.jpg

    事業所: 未分類

    カテゴリー:タグ:
    Pocket
    LINEで送る

    コメントを残す

    CAPTCHA