大田区発の地域包括ケアシステム-おおた高齢者見守りネットワーク(みま~も)

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2012.10.15対応のネットワーク!
  • 地域包括ケアの中核としての機能を担う地域包括支援センター。
    さて、「連携が大事!連携しましょう!」と言われても、いったい何の連携をすればよいかわからない、何から手をつけていけばいいのかわからない???
    といった意見が多いと思います。
    人は具体的な作業でつながっていきます。
    組織間連携では、具体的な連携事業を通して互いの理解が深まり、また、協働事業は組織間学習を促します。
    ネットワークに参加する各組織の専門職が、協働事業など具体的な活動を通して交流することで、メンバー間のコミュニケーションが促進されます。
    それにより、個人レベルでの相互理解が深まるだけでなく、個人レベルの交流を通した組織間の相互理解が深まります。
    したがって、具体的な事業を実施することは実のあるネットワーク(関係)づくりに欠かせないのです。
    私たちは、ネットワーク参加者間の結束を深めていく具体的な事業として、毎月第2土曜日に開催している「地域づくりセミナー」を行ってきました。
    事前の準備としての打ち合わせや会場設営などで、普段はかかわることがない多様な企業や、事業所の職員が一同に会し、この関わりがセミナーを通して繰り返されることで、 「連携関係」 へと発展していったのです。
    特に、セミナーの準備や運営を継続的におこなう中で、地域包括支援センターと事業者のみならず、事業者間での関係性ができていきました。
    さらにセミナーの講師も、この地域で働く各専門機関であったり、医療・保健・福祉専門職。
    セミナーへの講師依頼から、打ち合わせ、当日を通して顔の見える連携関係を醸造していきます。
    例えば、消防や警察など「敷居が高い」と思われがちな公的機関へのセミナー講師依頼も、最初の頃は依頼文を出して協力依頼。
    依頼文がその機関に届いてから、転々と各担当者をまわり、依頼文に対しての回答が私たちに届くまで、約3ヶ月を要しました。 
    それが今では、前回講師として来てくれた〇〇係〇〇さんへ直接連絡!
    大まかな打ち合わせが、一本の電話である程度済んでしまう。その後、形式的に依頼文を送付。
    『セミナー』という具体的な事業を通して築いた顔の見える連携が、その後の取り組みや、他職種連携が必要な個別ケース対応を、スピーディーかつ、直接的に行えるようになってきています。
    地域に暮らす者同士の見守り・支え合いから、適切な時期に医療・保健・福祉の対応のネットワークにつながっていく仕組みづくり。
    そしてこの、地域の気づきからつながった個別対応に、迅速に対応できる専門職、公的機関のネットワーク強化!
    私たち、おおた高齢者見守りネットワーク(愛称:みま~も)が取り組んでいるセミナーは、地域住民への普及啓発というだけが目的なのではなく、一方で、対応のネットワークシステム構築のための一手段でもあるのです。
    11月地域づくりセミナーは、 「火災予防、災害時に役立つこと!」 大森消防署 警防課 防災安全係 地域防災担当 後藤 繁 係長 !
    署内で打ち合わせを終えたあと、 「セミナーのチラシ用に写真を撮影したいのですが・・・・」 とお願いすると・・・、
    「せっかくだから、消防車の前で撮影しましょう!」    
    と、いうわけでこんなことになってます・・・ 
                   ↓
    P2410131140984.jpg
    帽子をかぶって 「パシャッ  」、帽子を脱いで 「パシャ  」
            ↓
    P2410131140981.jpg
    K主任と、わが包括職員あっこちゃんでどの写真を使うかのチェック!
    「やっぱり、帽子をかぶっていたほうが逆光にならなくていいかなぁ・・・・?」  
    忙しい業務の合間に、気さくに対応してくださいました。
              ↓
    P2410131140979.jpg
    そして!完成した11月地域づくりセミナー 「 火災予防、災害の時に役立つこと! 」 のチラシは、こちらをクリックしてご覧になれます。

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