大田区発の地域包括ケアシステム-おおた高齢者見守りネットワーク(みま~も)

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2014.12.7専門職の役割は何なのか!
  • 群馬県伊勢佐木市地域包括支援センター Aさんが、大森に私を訪ねてやってきてくれた。
    来年2月、伊勢佐木市で開催する住民対象セミナーに私が参加することになったのだが、その前に 「みま~もを実際見てみたい!」 と訪れてくれたのです。
    みま~もステーションでお世話になっている大森柳本通り商店街振興組合理事長 SさんはAさんに、こんなみま~もとの思い出話をしてくれました。
    「商店街として何ができるかなんて思ってもいなかったけど、錆びた線路のフェンスに素人が色を塗っているのを見て、こういうことからスタートするんだと思った・・・」 と。
    群馬県伊勢佐木市地域包括支援センター Aさんは、このときの理事長の話から、こんな気づきを私に伝えてくれました。
    「 助け合いの地域づくりのために、私たち専門職はつい 『 見守り体制 』 や 『 高齢者の居場所 』 など、一般の方々にはハードルが高そうなことを語ってしまいがちですが、地域づくりの取り組みには様々な方法があり、色々な立場の人がその役割を担うことができるものであるということを最もわかりやすい方法でお伝えしたのがフェンスの補修作業だったのではないかと思います。」 と。
    国が求める地域包括ケアシステム、それを忠実に、そのままの形で地域に下ろそうという専門職目線の見守り体制構築など何の意味があろう・・・。
    これを無意識に「地域のため!」と、必死に取り組んでいる専門職の方々・・・・。
    まったく押しつけ以外の何物でもない・・・。
    見守り体制構築、地域包括ケアシステム構築=専門職による事例検討、地域ケア会議という図式はもういいでしょう。
    それをやって専門職の皆さん、地域包括支援センターの皆さん地域の方々とつながったという実感や手応えが本当におありですか?
    地域包括ケア構築=公園のフェンスの色塗りの何が悪いですか?商店街理事長はその中にこそ、これからの「まちづくり」を実感し、協力してくれています。
    そのままを鵜呑みにして、専門職だけの狭い常識で「そうだそうだ!」と地域住民を会議の場に引っ張り出す。そんなことしているくらいなら、地域に出て何かを一緒にしてみましょうよ。
    会議の場では決して感じ取れない本当の専門職の役割が実感できるはずです!
    平成23年4月・・・、「みま~もステーション」は、この地域の誰も寄りつかない、ペンペン草だらけの公園からスタートしました。
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    毎日、毎日、地域に暮らすみま~もサポーターの皆さんとフェンスのさび取り、色塗り、草取りを行いました。
    未来のわが町を想像しながら・・・・・。
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    作業が終わったあとは、持ち寄ったおやつでお茶のみ。
    この時間で専門職と住民の距離が一気に縮まったように感じます。
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