大田区発の地域包括ケアシステム-おおた地域見守りネットワーク(みま~も)

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2009.11.3歴史を刻む
  •  先日、「おおた見守りネットワーク」に協力して下さっているHさんのご結婚を祝う会に出席してきました。150名を超える参加者の中で、一際栄える黄色いベスト!
     まだ何の素地もない会に発足当初から協力してくれたダイシン百貨店の方々がいます。
     会発足当時からこの会の発展を確信し、自分の進退も顧みず、熱く熱くこの沢をサポートしてくれた行政高齢支援担当N係長がいます。
     そして、発足からまもなく2年。会の発展とともに広がった仲間たち十数名・・・。
     さすが地域活動を長年行ってきたHさんの結婚式。地域で様々な活動をしている人たちが一堂に集まっていました。
     「沢さん久しぶり!あんたの事務所の側に、手頃な貸店舗ないかなぁ~」
     自治会長のAさん。自分たちの地域が高齢化する中で、住民同士が経営するサロンを考えているようです。
     「ほかの地域で、入新井の包括さんを絶賛しているケアマネージャーさんがいて、働いているわけでもないのに自分がうれしくなっちゃいましたよぉ~!いつもありがとうございます。」
     民生委員のお母さんとともに、地域活動を積極的に行い、昨年ケアマネージャー資格を取得したBさんからこんな話しをいただきました。
     「おおた高齢者見守りネットワーク」の活動に、今年になって関わり始めた訪問マッサージ事業所のDさんは、お酒が多少回っているのか、多少赤くなった顔で近づいてきました・・・。
     「この会に関わるようになってからの方が、自分の専門性を考えるようになりました・・・。」ほろ酔いながらも、私に語りかけてくるのはみま~ものこと、自分の専門について。さすがDちゃん!
     考えてみれば、この黄色いベストの仲間たち。2年前までは何のつながりもない人たちだったんですよね・・・。
     本来何もないところに、新しい歴史が刻まれていく・・・。
     自分の専門分野、自分の事業所、自分の担当者・・・・、本来自分が所属する、自分が携わっている領域で業務を行っていた一人ひとりが、業務外で、専門や所属を越えて手を結び合い、生まれた地域活動。
     何もないところにわざわざ創り出さざるを得なかったエネルギーは、「自分たちだけでは、住み慣れた地域で暮らしたい!という高齢者の当然の想いを実現させることはできない・・・・」という、地域で働く高齢者に携わる仕事をしていた一人ひとりの想いでした。
     想いの実現のために、本来すれ違うだけの専門職たちが、一人、また一人と、連携・協働のためにつながりあった・・・。
     「何もない、誰も創らないのであれば自分たちの手で創ればいい・・・。自分たちで新しい歴史を刻もう!」
     この一念が2年という時間の流れをずらさずに歩み、新たな歴史が刻まれた。
     地域づくりセミナー、SOSキーホルダー登録システムの普及、みま~もレストラン・・・・。無いものを生み出すエネルギーは相当なもの・・・。
     これを、当然のように実現させてきた会の人たちに改めて敬意を表したい。
     Hさんのお祝い会というめでたい席をお借りして、仲間たちとともに2年間、この地域に刻んできた歴史に、思いを馳せていました・・・。 
    Hさん、おめでとうございまぁ~~~す!!
            ↓
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