大田区発の地域包括ケアシステム-おおた地域見守りネットワーク(みま~も)

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2013.5.6確信の強さ
  • 「 もうこうなってくると、みま~もは私のライフワークね! 」  
    東京都健康長寿医療センター研究員 Nさんは、一点の曇りなく、爽やかな春風のような笑顔を私に向けてこう言った・・・。
    Nさんと初めて出会ったのは今から5年前、みま~もを発足して間もない頃・・・・。
    協賛事業所 Kさんが最初にNさんと知り合い、
    「みま~もの取り組みの話しをしたら、興味を持ってくれて詳しい話しを聴きたいというので一度会いませんか?」 と、私に引き合わせてくれた。
    当時の東京都健康長寿医療センター研究所・・・・。そこは明るい雰囲気とは程遠い、薬品の臭いが混じった部屋の一室でした。
    教授の後ろで、私たちが話す内容をパソコンに打ち込む。そんな姿が印象的でした。
    あれから5年・・・。
    Nさんは私たちみま~もの取り組みに、都市部の地域包括ケアの可能性を見出し、自身の研究課題として私たちとはまたちがう視点で「みま~も」というものの意義を理論づけてくれました。
    自身の研究目的というだけではありません。この「みま~も」という任意団体を理論体系化することにより、守り、支えてくれたのです。
    Nさんの理論は、書籍「みま~ものキセキ!」にも共同執筆という形で、みま~ものネットワーク論として書かれています。
    今、Nさんは上司のF教授とともに、私たちのエリア大森を中心にさまざまな研究に取り組んでいます。
    今年度は、キーホルダー登録システムの効果検証という研究を、大田区行政担当課の協力も得て行っています。
    Nさんが形作った見守りチェックシートは、大田区すべての地域包括支援センターで、地域住民からの気づきの提供のツールとして活用されています。
    みま~もを通して知り合い、今ではこの大田区にどっぷりと根を張り、私たちを見守ってくれています。
    私が今から5年前に思い描いたネットワークの理想の姿・・・・。
    この形には表せないものに惹きつけられて、 「 研究者としてのライフワーク 」 と、一点の曇りなく、笑顔を私に見せるNさん。
    つくづく不思議だなぁと思う。
    物や形ではなく、理念や目的でつながり合うということ。つながり合えるということ。そして、この物や形ではないものこそ、人として本当に大切なものなんだって。
    「もうこうなってくると、みま~もは私のライフワークね!」 
    Nさんから発するこの言葉から見える確信の強さ。
    描いた本人の私が、この確信を持たなくてどうする!?
    このみま~もの理念と目的に集い、歩みを進めている多くの人たち一人ひとりが、何よりの証!揺らぐことなど何もないんですよね。
    確信を自分自身の強さにして、前を向いて歩いていくことにしましょう。
    Nさん、いつも勇気と確信をくれてありがとうございます。
    今から約5年前に、Nさんのことを綴った記事がありました。興味のある方は、こちらをクリックしてご覧ください。
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