我が地域包括支援センター職員と、定期的に勉強会を開催することにしました。
テーマは、「組織論!」
ずいぶん堅苦しいと思っている人も多いと思います。
何もむずかしい話しをするつもりはありません。
日々繰り返される多忙な業務の中で、自分が深めたいと思う出来事を抽出する。そして、その出来事について自分の気づきを整理し、取り組んでいく具体的な内容を発表する。
1ヶ月の中で、自分が抽出する出来事は、その人の物事への興味や視点を表している。その職員が持つ物事に対しての、ものの見方・考え方を知ることができます。
視点を整理し、取り組んでいく方向性を見出し、相手に考えを伝えていく。
ここからは討論です。それぞれの職員も聞いたうえで、取り組んでいく具体的な内容を全員で考え合う。
忙しい日々の中で、自分自身が視点を持ち合わせていないと、本当は大事なことなんだけれども見えない、引っかかりもしない・・・。
こういうことって、じつは日常の中でよくありますよね。
自分の立ち位置をしっかり決めなければ容易に流されてしまうんです。
日々の中で、月に1回でも大切だったり、心に残っているものだったり、引っかかっているものを、じっくり考えてみる。
自分としてはどうだろう?
周りの人はどう考えているのだろう?
自分の考えを表現し、他者の考えに耳を傾ける。このように、一つの物事をじっくり見つめてみると、他者の努力や、他者の視点が見えてきて、どこで一致点を見出すかが自然と見えてくる。
地域包括支援センターに今後必要とされるのは、このような思考を基にしたコーディネート力だと思っています。
コーディネート力を高めなければ、さまざまな組織や機関をつなげていくことなどできません。
我が包括支援センター職員たちと、日常ある具体的な物事の一つひとつから、「組織する」ということを学び合っていきたいと思います。