大田区発の地域包括ケアシステム-おおた高齢者見守りネットワーク(みま~も)

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2007.11.24第4回大田区介護従事者交流会
  •  昨日、大田区の在宅系・施設系サービス事業所、各地域包括支援センター、行政、医療、社会福祉士会等のみなさんを呼びかけ「大田区介護従事者交流会」を開催しました。
     この大田区で高齢者を支える専門職として働いている180名、80を越える事業所の方々が出席してくださいました。
     4年前、今の医療法人に来た時に、「一人の利用者に様々な人が関わっている。横の連携が何より必要」と実感し、大森の地域で実際に自分のケアプランに関わってくれていた事業所の方々に声をかけ、開催したのがきっかけでした。
     年々規模が大きくなり、昨年からは、「専門職として地域を支えているみなさんにエールと協同の意思を表明して欲しい」と行政の方々にも出席していただいています。
     毎年新しい顔ぶれが加わることも嬉しいことですが、最初から毎回出席してくれている方々と「今年も一年頑張ったね!」と話しができることもまた嬉しく思います。
     第2回の交流会の時、縁があって、東京大学農学博士でありながら、介護保険制度、介護予防を深く研究されているSさんと知り合い、出席してもらい挨拶をしていただきました。
     「これから介護保険制度が長期的に成り立っていくかどうかは、専門職である皆さんが続けられるような保障と職場環境をつくること。そして、各事業所内では限界がある。
     専門家としての研鑽を構築していく場を、自分たちで連携を通してつくっていくこと」とその場に来ていた皆さんに話してくれました。この言葉は、自分の心にスッと入り、今でも自分の大切な行動の指針になっています。
     交流会に参加してくださる皆さんとは、1年間一緒に仕事を通して関わった人たちばかり。「今年1年このみんなと創ってきたんだなあ・・・」と自分の1年間の歩みを確かめる場ともなっています。
     今回は、ブログでも書いた大森の老舗百貨店「ダイシン百貨店」の皆さん、認知症セミナーシンポジウムで熱く想いを語ってくださった、行政センター係長Nさん、社会福祉士Nさんがこの交流会でも挨拶をしてくれました。
     本当にすてきな方々とこの大田区で仕事をしていることを誇りに思います。
     認知症セミナーも、この交流会も、自分自身の歩みを止めてしまったら、きっとマンネリになり、皆さんに集まっていただくことも出来なくなり、続けることは出来なくなるのでしょう。
     続けていくことがしんどく感じることも正直ありますが、今まで出逢った方々からもらった確信を今更捨てるわけにはいきません。
     医療と比べて歴史が浅い福祉専門職。経験を積んだ方々が続けていき、層を積み上げていくことができるよう、専門職同士が共感できる場を多くつくっていきたい。
     そして、自分も1年1年、自分自身の人間的成長をつくり、新しくこの世界に入ってくる方々に伝えたい。「自分自身の人間的成長が専門職としての成長に繋がるこんな素晴らしい仕事はない!」と。
    紅葉の中を走る箱根登山鉄道落ち葉
                   ↓
    紅葉の登山鉄道

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    “第4回大田区介護従事者交流会” への2件のフィードバック

    1. ヘビちゃん より:

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      交流会お疲れ様でした。私は今回で二回目の参加となりましたが、いろんな方とお話ができて勉強になりました。やっぱりこういう機会って大事ですよね。
      さらにブログを拝見し織田裕二以上に熱い叫びが聞こえた気がします…
      またまた来年もよろしくお願いします。

    2. sawa より:

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      「事件は現場で起きてるんだよね[絵文字:v-411]!」区の高齢事業課のOさんが、現場の皆さんの姿を見て感激してました。「役所の中でなく、自分も現場に戻りたい」って!

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