大田区発の地域包括ケアシステム-おおた地域見守りネットワーク(みま~も)

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2016.6.25こうと言えばこう!あぁと言えばあぁ!
  • 公的な機関の宿命・・・・、何をやるにも成果を求められる。

    地域包括支援センターも同じ・・・・。

    自治体がそれぞれの取り組みを評価するためには、同じものでなければ比較がしづらい。

    そして、取り組みの評価については、内容よりも数(数値目標)の方がわかりやすく納得性がある。

    この前提に立って、地域包括支援センターが推進を担っている地域ケア会議、認知症カフェ、見守りネットワーク構築の取り組みへの国や自治体の評価指標は?

    やっぱり、開催数、参加者数。そりゃぁそうです、私見が入らないし比較には最適!

    自治体や母体法人にとっての関心事は、自治体にとっては国、母体法人にとっては委託先自治体の評価!

    認知症カフェ、地域ケア会議、この取り組みを否定しているのでは決してありません。これからの10年先、20年、30年を見通す中で大事な事業です。

    ただ、評価などその時期の時流で変わるもの。

    わが町を見つめて、何が必要なのか、住民に何を担ってもらい、自分たちは何をするのか?しっかりとした揺るがないビジョンを持とうということ。

    その場しのぎの評価を気にしていては、すぐに流されてしまうということを言いたいのです。

     

    例えば、どこの話しというのではありません、あくまで架空の話しですよ! (^_-)

    ある評価を気にする法人が運営する地域包括支援センターでは、それまで窓口対応の業務を優先していたものが、自治体からやるべきものとしてトップダウンで降りてくる。

    地域とのつながりも、自治・町会との関係性も途上なのにも関わらず、ある日を境に地域に分け入り 「地域ケア会議の出席にぜひご協力ください!」「認知症カフェを行います!ぜひ来てください!」。

    何のために開催するのか?(理念・目的) 、理解と共感の過程の中で育まれるはずの「主体」、この主体を広げる過程をすっ飛ばかして、「開催」するという現象にとらわれて地域を引っかき回す。

    自治体からトップダウンで降りてきたものを、自分たちの理解をそっちのけで、教科書通りの説明で地域に押しつけていく。

    みんなまじめで一生懸命に業務を行おうとしているんですよ。だから「押しつけている」つもりなど毛頭ない、これがまたたちが悪い。

    会議と言えば会議、カフェと言えばカフェ!そうじゃぁないんです!

    大事なことは、「業」「システム」「地域」をあてはめてはならない!ということ。一番陥ってはならないことがこれっ!

    関わる人はせっかく取り組んでるのに負担感、やらされ感で満たされる。

    こんな状況が地域で起こっているのに気づかず、開催数や参加者数を積み上げて何の意味があるのでしょう?地域包括支援センターに従事する皆さんにとって、これがやりたいことですか?これでいいんですか?

    地域ケア会議も、認知症カフェも、これを生み出してきた地域や自治体では、多くの人が考え、どうなるかわからないけどこれが必要なのだとやってみて、うまくいかなければ再度議論して考え合ってまたやってみる!

    この過程を実直にやってきたからこそ、モデル事業となり国の方向性となった。

    この過程を見ずして模倣して、人集め、内容度外視の開催数アップに駆けずり回る。そんなことはもうやめましょう。

    まっすぐにわが町、そこにいる人と向き合いましょう。年数のかかる事業です、ブレずに、まわりの評価など気にせず、大事なものを大事に思いやり続けましょう。時代は、時流は必ずそのようなものに追いついてきます!

    そう思うんです・・・・・。

     

    目指すべきものを話し合って・・・、

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    やってみる!

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    すぐに成果など出るものではない。継続する中で関わる人を増やし、大事だと思う人を広げていく・・・。

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    多くの人たちが関わることによって、そこに豊かさや楽しさ、そして主体が根ざしていく・・・。
    「業」や「システム」ではこの豊かさの実感は味わえない。

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    事業所: 全体

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