みま~もを始めた頃は、おじさんもおばさんも元気だったが今はもう二人ともこの世にはいない。本家はたまに子どもたちが風を入れに来る以外は空き家となっている。
今回山梨にみま~もの関係で来ることになり、本番の前に墓参り。
おじさんが養蚕から一大決心して乗り換えた巨峰のぶどう棚は、草だらけで針金だけが変わらずそこにあった。
本家のすぐ近くに嫁いだ伯母が、認知症が進行していく母、母の看取り、母を送った心境を10の短歌にしたためたものが、本家にはずっと飾られている。11人の子どもを産んだ祖母を思い、長女である伯母が詠んだ短歌だ。
本家近くに暮らす、今は祖母と同じ米寿を昨年迎えた伯母の10の短歌が、今、なぜか心打つ。
『この母と 幾夜添い寝ができむかと 夜のしじまに顔なでやりぬ・・・』
『寒風に 木葉散るごとき母の命 霜月の月冴え今宵を・・・』
『親送り 心に大き穴あくは 父母の力の沁みて思わる・・・』
「おじさん、おばさん、これがみま~もだよ!山梨の人たちにこのみま~もが呼ばれてここに来たんだよ!これからも、俺をずっと見守っていてね。」
さぁ、待っているみんなのところへ行くかぁ~~~!
第2の故郷、山梨県に到着!
まずは昼食!ほうとうの有名店「七福」でほうとうと天然マイタケの天婦羅を食す。
「おいしいだろう、みま~もぉ~!」
本家に行き、伯父、伯母の墓参り