「つながろう!つながりましょう!」と、何百回お題目を唱えても、つながり合うことなどできない。
なぜなら、つながるためにはつながるための目的と、目的達成のための具体的な作業が必要だから・・・。
「顔の見える関係が大切!顔の見える関係構築のために集まろう!」と、何百回と飲み会を重ねれば、たしかに集まった人同士は仲良くなるでしょう。しかし、この仲良し集団が目的達成のためのネットワークに発展することはない。
なぜなら、集まった者同士の顔の見える関係 構築が目的なので、仲良くなれば目的が達成。あとはその繰り返し。具体的な実践に発展することはない。
顔の見える関係構築はあくまで目的達成のためのツール!目標は顔の見える関係構築の先にあるのです。
自分たち専門職が、本来私たちの対象となる「利用者」・「入居者」・「患者」という本来専門職として向き合う人だけでなく、地域に暮らすすべての人たちのためにできることがあるはずです。
わが町のために、自分たち専門職がつながり合い、できることをしっかりと目的に据えましょう!私たち専門職が地域に暮らすすべての人を対象にできることは必ずあります!
でも、「専門」という門の中で、自分たちの専門を必要としてくる人たちがノックして、扉を開けて入ってくるのを待っているだけでは、いつまでたっても地域課題は見えない。地域の人たちが私たち専門職に求めていることも見えない。
だから目的が明確にならない。専門職同士の顔の見える関係づくり止まりになってしまう。
言いたいことは、「専門」という門の中で立ち止まるのではなく、専門職である私たちから地域に暮らす人たちと対等に向き合える地域の日常に出向こうという話。 以上!
地域に出向きましょう!そこには、地域に暮らす人たちの「生活」そのものがあります。