久しぶりに2人でゆっくり語り合った。
この人との出会いからみま〜もが始まった。この人だったから、自分が感じていた専門職としての限界を突き破り、みま〜もを描こうと思うことができた。
生み出して、地域に飛び込んで10年。順風満帆だったことの方が少なかった。自分たちのことを唯一褒められること。それは「やめなかったこと」!
今日、この人は俺にこう言ってくれた・・・。
「高齢者見守りキーホルダー登録事業も、ポールウォーキングも、商店街の今の賑わいも、そしてみま〜も自体も、今ではこの地域に空気のように普通に根ざしている。
この普通にあるすべてを、みま〜もが、俺たちが形作ったんだよ。誰が作ったなんて関係なく地域に根ざしている、それでいい。でも、2人の中だけでは誇りに思っていいんじゃないか?」
そうだね。価値ある発明なんかより、日常にこそ必要な安心。それを俺たちはつくりたくてやってきただけ。それを選んでここまできた。
「自分たちに何かを・・・」と、それを求めなかったからこそ、本当に求めている景色を見ることができた。ただそれだけの話・・・・。
でもここまでの道程を、俺たちだけはすべて知っている。
歯噛みするような悔しさも、先が見えないむなしさも・・・、それだけじゃぁない!涙が出るようなうれしさも、人の輝きも・・・。今はそのすべてが自分の性根になっていると心から言える。
それだけで十分、俺たちは幸せ者だよね (^_-)-☆