大田区発の地域包括ケアシステム-おおた地域見守りネットワーク(みま~も)

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2009.7.6地域づくりの原点を見る
  •  「大田北高齢者見守りネットワークをつくる会」代表 Nさんから、1本のDVDが届きました・・・。
     社会福祉士のつながりで、Nさんはある方からいただいたそうです。このDVDの題名は「やねだん」
     「地方と、東京の違いはあるかもしれないけど、参考になればと頂いた」とのこと。さっそく、休日を利用して見させてもらいました。
     鹿児島県鹿屋市の柳谷集落、愛称 『やねだん』は、人口300人、うち65歳以上が4割。市中心部から車で約20分ほど。畜産が盛んで、周囲に牧草畑が広がる・・・。
     高齢化率37%。どこにでもある、過疎・高齢化の集落・・・。 「やねだん」の明るく、そして元気な取り組みは約10年ほど前、豊重 哲郎さん(66)の自治公民館長就任で始まった・・・。
     補助金による振興策は「完成して終わり。それでは人も地域も育たない!」と考え、まず自主財源確保に取り組んだ。
     住民総出で遊休農地にサツマイモを植え、収益で肥・飼料の「土着菌」製造に着手。さらに地上作物を原料に芋焼酎や調味料などを開発し売り出した。
     得た財源で、高齢者世帯の緊急警報装置導入や学校の授業を補う「寺子屋」、公園や歴史資料館建設などを行うことが出来た。余剰金で全世帯に1万円のボーナス支給も・・・。
     空き家は画廊や宿泊施設に改装し、全国から芸術家を招いた。5人が常時、創作に励み、催しに大勢の客が訪れる。
     これらの事業費を差し引いても毎年200万円程度の積み立てが可能になった。集落は「自治の成功例」として年間3,000人の視察を受けるまでに変わり、住民の表情も明るくなったという・・・。
     「地域再生にリーダーは不可欠。地域を担う「覚悟」と、率先して汗を流す「行動力」さえあれば、その資格がある。
     有望な若手は地域の要職を任せられ、リーダーと行動を共にすることで「次は自分の番」と後継者の自覚が育っていく。
     自治活動は「楽しさ・感動」がないと続かない。お互いに考え、汗し、成果を出す過程で得られる。
     命令や無理強いはもちろんダメ。住民総参加の素地をつくる1つの手法は、子どもの興味をくすぐること。すると親が動き、祖父母が動く。
     情報発信力の大きいマスコミは「最高の友」として、積極的に協力を得るようにしている。大きく取り上げられると、住民も「社会に認められた」と誇りに感じ、次へのエネルギーが高まる。

     豊重哲郎さんの語る「新リーダー論」には、実践的内容と、何にも通用する組織論が散りばめられていました・・・。
     「人間は勝手なもので、関わっていないものへの批判は平気でする。だから大勢の人たちに実際に関わってもらう・・・。
    企画・実践したことに対する評価は、厳しい評価ほど、リーダー自らが甘んじて受けろ!」

     この豊重さんの一言に、自分の思いから具体化した取り組みへの、揺るぎない責任感を学んだ気がします・・・。
     「地域の魅力づくりは人づくり!」
     「人を動かすのは感動。行政の掛け声や補助金では動かない。」
     地方も、限界集落も、大都会も、地域づくりの原点についてのちがいは何もない。それは地域づくりは人が行う活動だからです!
     「やねだん」、そして、鹿屋市串良町柳谷公民館館長  豊重 哲郎さんから、たくさんのものを学びとれた休日でした。
     DVDは事務所にあります。ご覧になりたい方は、お近くでしたら事務所にお立ち寄りください。
    「「やねだん」の活動を詳しく知りたい方は、こちらをクリックしてご覧ください。 
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