児童演劇の仕事をしていた頃、様々な会館で、あらゆるジャンルの舞台芸術を企画・上演してきた・・・。
演劇(舞台芸術)には、その内容に見合ったキャパの会館が用いられる。
(キャパ=キャパシティ・・・。この内容としては、特定の空間にある席に座れる人の数を指す。)
バレエやクラシック演奏などは、キャパ1000人以上の大ホール。舞台劇はその内容にもよるが、中ホールや小ホール・・・。
客席との掛け合いや臨場感を演出として用いるような場合は、小ホールや円形劇場などを使用したっけ・・・。
そうそう、人形劇でも操り人形が主のものは、学校の体育館を使用したなぁ~。
この頃、私の中で、「演劇用語」として馴染んでいた用語
「キャパシティ」は、このようにホールの広さや、演劇の規模を測る物さしの役割を果たしていました。
この「キャパシティ」という用語は、人に例えると、能力的な許容範囲を示す・・・。
「物事を受け入れる能力。受容力」と、言い表すことができると思います。
演劇では、様々なジャンルの舞台に合わせて、ホールを選ぶ。
しかし、人間の場合には、様々な人との出逢いに合わせて、自分というホール(会場)のキャパを、大きくしたり、小規模にしたり、幅を広くしたり、円形にしたり、時には、小さな声をきちんと拾うことのできる、音響効果を高めたりしなければならない。
「選ぶ」のではなく、自分が、出逢った人に合わせて変化していくんです!「変化」という言葉を、「成長」と置き換えてもいいと思います。
一つひとつの演劇には、その効果を最大限に発揮できるキャパを持ったホールが必要です。
同じように、人と人との関係には、目の前の人と持っている力を最大限に発揮できるための感動や喜びや、充足感を感じることのできる自分自身のキャパが必要なんです!
様々な広さや、深さや、大きさを持ったキャパを自分の懐に持つこと。
これが人間の魅力であったり、共感を創ることのできる力なんだと思います・・・。