「ごもっとも!おっしゃるとおり!」
正論は、ときに相手を黙らせるが、イコール「納得」とは結びつかないことが多い。
議論にもならず、相手に、「決まったことを押し付けられている」という感覚さえ持たせてしまうこともある。人を追い詰めることも・・・・。
今、必要なのは、実際目の前で起こっていることを、自分の立場として、どう考えるか。その考えに立って、自分は何を始めていくか?どんなことだったらできるか?自分に引き寄せて話し合うことなのではないかと思っています。
そう、自分に引き寄せて考え合う!
たとえば、高齢者の孤立の問題ひとつとっても、「だから地域での見守りが必要なんだ!」と、一人の雄弁な方が話したところで、「それは確かにごもっとも!」で終わり。
でも、「見守り」という言葉ひとつでも、一人ひとりイメージすることがじつはちがう。そのまま、何か具体的に進めようと思っても、共通認識がないわけだから、具体的な活動に結びつくわけがない。
このような場合、そこに参加している一人ひとりが、自分に引き寄せて、
「見守り」ということについて、自分の考えや思いを、語り合って、お互いの思いをみんなが共有し合う・・・。この過程抜きに、正論を押し付けても物事は進まないんです。
百の正論を一人が語るよりも、一人ひとりが自分に引き寄せて、
「大切」と思うことをみんなで始めてみる!
このことが、先々、正論を実感できることにつながる。
そして、正論を実感したときに、この取り組みを行っている団体なり、集団は、強く・継続可能な集合体となっていくんです。
お仕着せのものは、たとえ正しいことだとしても広がってはいきません。自分にとって大切だと思うことだから、力を出せるんです。
議論を恐れず、自分の思いを伝えることを恥ずかしがらず、まずは、大切なことを考え合う!議論し合う!
この土壌さえ創れれば、きっと、どんな人とも、どんな組織とも、つながり合うことができる!
私は、そこを信じたいと思います。そして、どんなことを取り組むときにも、このことを大切にしたいと思います。