包括支援センターに一通の手紙が届いた・・・・。
大田区の地域密着型情報WEBマガジンで記者をしていたAさんからでした。
2008年4月の、記念すべきおおた高齢者見守りネットワーク発足イベントから、休むことなく足を運んでくださり、大田区に暮らす人たちにこの会の取り組みを伝えてくださった。
会の取り組みに参加したときには、私に必ず声をかけてくれた。しかも、毎回ほぼ同じ言葉・・・。
「いやぁ、いつも盛況ですねぇ~・・・・。広がってきましたねぇ~・・・・」
昨年の2月の認知症セミナーには、息子さんを連れて訪れてくれた。親子2代での参加。父親がカメラを握り、子どもが荷物を抱えている。Aさんのうれしそうな表情が印象的でした。
そんなAさんが、しばらく顔を見せなくなっていた・・・・。
そのAさんから届いた手紙。
『 沢○様はじめ、みま~ものスタッフの皆様にはいつも取材で大変お世話になりました。
2008年の第1回目の発足イベントから取材をさせていただいておりましたが、母の介護に時間を費やすこととなり、編集委員を辞任させていただくこととなりました。2年半にわたり、大変勉強になりました。
今後は、母の介護に学んだことを活かさせていただきます。
みま~もの活動と、皆様の活躍を祈念しお礼のあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。』
今から2年半前。まだ産声を上げたばかりの会。
必要だと思い立ち上げたものの、地域包括支援センターを担当する行政担当課は、当時まだ冷ややかな対応・・・。
「その地域でやるというのであれば止めはしません。くれぐれも、区で・・・というのでなく、その地域独自で行うようにしてください・・・」区の「後援」も、何度も足を運び、やっとのことで取り付けた。
「まずは、会の存在を伝えるためにイベントをやろう!」と決めたものの、一体人が集まるのだろうか・・・?イベントの数日前から不安で眠れない日々が続いていた。
イベント当日、そんな心配をよそに400名の参加!このイベントがAさんとの最初の出逢い。「すばらしいスタートおめでとうございます!今後も、この活動を取材させてもらいますね!」
このイベントの記事がWEB上で掲載されたときには、何度も何度も繰り返し見ていたことを思い出す。立ち上げた責任と、これからの不安を抱きながら発足イベントを迎えた自分にとって、このAさんの記事がどんなに励みになったことか・・・・。
あのときの言葉どおり、Aさんは2年半、毎月毎月セミナーに参加し、記事を書き続けてくれた。私も、さまざまな事がありましたが、意志を曲げることなく、この会を仲間たちとともにここまで創り上げてきました。
自分たちが大切だと思い創り上げてきたことを、Aさんのように「大切なものだ!」と、表現してくれる人たちがいた。これが何よりの自分の心に届くエール。
これがあったからこそ、どんなにきつく、つらいことがあっても乗り越えられたのだと思っています。
一人の人間なんてしょせん弱いもの・・・。でも、自分が努力していることを、いつもそばにいてわかってくれている人がいる。それだけで、前に力強く、一歩足を踏み出せることってあるんですよね。
Aさん、2年半この会を見つめ続けてくれてありがとうございました。そしてこれからも、私たちを見届けていてください。誰よりもあなたが最初にエールを送ってくれたこの会を、これからもこの地域で育んでいきます!
時間が取れることがありましたら、遠慮せず、ぜひ事務所に足を運んできてください!お互いのこの間のことを、コーヒーでも飲みながらゆっくり語り合いましょう。そう、ゆっくり・・・。
このような時間が、これからお互い必要になってくることでしょう。そんな関係を続けていきましょう。よろしくお願いします。
Aさんが所属していた地域密着型情報WEBマガジン。「やるじゃんおおた」で、「みま~も」の活動が特集されています。この記事の大部分が、Aさんが2年半欠かさず足を運び、書き込んでくれた記事です。こちらをクリックしてご覧下さい。
そして、これが、今から2年半以上前、2008年4月の記念すべき第1回発足イベントの記事です。これがAさんとの最初の出逢いとなりました。クリックしてご覧下さい。