ものを考えるときには、基本的なことをおさえる必要があります。
私たち専門職も同じ。人と相対する仕事の専門家として、対人援助・ケアマネジメント・医学・その他基本的なものを学び、今に至っています。
しかし基本を学んできたからといって、利用者や家族が、信頼して相談できる専門職であるかというと、そうではありません。
様々な素晴らしい専門職(福祉に携わる専門職だけではない)と関わってきて思うことですが、人と接する中での感受性が、どうしても必要なのだと感じています。
ここで私が言う感受性とは、その場の空気を感じるというか、相手が今何を考えているか、自分が発している言葉を受けて何を感じているか、そして、
今、何をなすべきかを瞬時にひらめくことができる力のようなものです。
基本的なものを学ぶことは、あくまで自分自身の土台。この基本の土台の上に、感受性を磨く努力がなければ、専門職としての自己を確立することはできないのではないでしょうか。
日々の蓄積が感受性をするどくさせます。基本という土台に、何も築く努力をしなければ感受性は育ちません。
人は、生きてきた環境も感じ方もちがいます。この人たちに、すべて基本だけで関わろうとしても、受け入れてはもらえないでしょうし、的確に相手を認識することはできません。
介護予防でしきりに語られている「自立支援」という言葉・・・。いま本当に語られなければいけないのは、土台の上に何も築く努力をしないで、他人には平気でこの「自立支援」を促そうとする私たち専門職なのではないでしょうか・・・。
夕日を浴びている川崎西口にあるミューザ本格的な音楽ホールがあるんですよ。
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