この、大森地域で福祉の仕事をして13年が経つ。
思えば、どれだけ多くの医療・介護専門職と、出逢ってきたことだろう・・・。
そして、多くの専門職が、自分の前を通り過ぎていった・・・。
一つの地域で、ずっとこの業界で働き続けている人は少ない。この業界で、同じ地域に根を張り13年・・・。これが果たして長いのか短いのか・・・?
さまざまな理由でこの地域から離れた専門職たち。ほかの地でこの業界で働いている人もいれば、この業界自体から離れてしまった人もいる。
理由は待遇面もあるが、決してそれだけではない。
厳しい業務の中で、人数の少ない事業所内だけでは、事業所の職員同士で専門性を研鑽し、専門職としての誇りや自信を持つまでにいたらないということも大きな要因だと思っている。
利用者・患者の人生に向き合う仕事。専門性だけで渡り合える仕事ではない。自分自身の人間的成長も求められる、崇高な業務に誇りを持ちたい反面、実際の日々のギャップに悩み、すり減り、離れていく多くの専門職。
どの人たちも、この仕事に就いたばかりのときの目は輝いていた。
最近、ふっと考える。
一度離れてみてもいい。どんな遠くにいてもいい。でも、もし、また戻りたくなったら、またやりたくなったら・・・。
または、この地から離れてしまったけど、この地域の専門職が懐かしくなったら、話したくなったら・・・。
何も力になれないかもしれないけれど、いつでも変わらない、私たちの事務所の玄関を遠慮せず叩いてほしい・・・。
いつでも、どんなときでも、そしてずっと先にも、玄関は気軽にあなたたちが入りやすいように、いつでも花や野菜を変わらずに植えておきましょう。
いつ来てもいいように、お菓子やお茶は用意しておきましょう・・・。
そして、いつも、どんなときも、これからも、変わらないこのままの私たちでいましょう。
どんなに時代が変わろうとも、自分にとって、いつまでも変わらない場所がある。帰る場所がある。自分が自分でいられる場所があること。
これがあるから、がんばれることだってある!
そんなこの地域の場でありたいと思う。
専門職がつながり合い、つながり合う中で自分自身の専門に誇りを持ち、経験を重ねていく専門職が増えない限り、この業界の未来はない。
一人ひとりの経験が蓄積され、この蓄積した先輩を見ながら、次代の専門職が育ち、結果的に、この業界の専門職の層が厚くなっていくこと。
これが言い換えれば、
地域に暮らす人たちの安心に必ずつながるはずです。