今日、昨年に引き続き依頼があり、小学校6年生を対象に「認知症サポーター養成講座」に行って来ました。
今回は、昨年・今年と6年生の担任になっている、O先生から、「今年も是非お願いします!!」と依頼があったのです。
せっかくのO先生からのリクエスト。それでは、内容も一緒に考えてもらっちゃおう!

内容の中で、
子どもたちに目の前にいる大人にも子ども時代があり、多くの人との出会いの中で、今、目の前にいるその人が形成されている。
このことを伝えるために、昨年は私の子ども時代、中学・高校・社会人節目の写真を使いましたが、今年はO先生に写真をお願いしたところ、快く受けてくれて、その日に押入れをひっくり返して、写真を用意してくれました。
子どもたちも、担任の先生の子ども時代を知ることができて大喜び!
後半は、実体験!
前回は、社会福祉協議会から疑似体験セットを借りて行ないましたが、今回はほかで使用していて、借りることができない!

そこで、私、考えてひらめいちゃいました!!

杖を40cmの長さに切る。この杖で歩いてもらう。低い姿勢で、前を見るためには、首を相当上げなければならない・・・。歩行時の負担感を感じてもらう。
もうひとつは、車椅子に乗ったときの恐怖感を感じてもらうこと。操作する人と乗る人。交互に体験する。実際に乗ってみて、恐怖感を感じると、不思議と操作するときの声かけが変わるんですよね

この6年生たちが、大人になる頃は、3人に一人が65歳以上高齢者という時代を迎えているはずです。
「認知症」についての知識を教える。それも大切なことですが、何より、
「理解する」ことを大切に、私はこのような機会のときに話します。これは、大人を対象としても、子どもでも同じこと。
自分の生命も、多くの生命のバトンを受け継いで、「ここにある」ということ。
隣りにいる生命を大切にするということは、その人を知ることから始まるということ。
知る、知りたいと思うことが、「その人の生命を大切」と思うことに必ずつながっていく。
1回1回の認知症サポーター養成講座を、この思いで参加させてもらっています。
最後に、今は中学生になっている、私の養成講座を受けてくれた、昨年の子どもたちの感想文をいくつかご紹介します。
『 私は、高齢者疑似体験をして、体全体が重く感じました。腰も痛かったし、関節が全然曲がりませんでした。 お年寄りになると、いろいろなところが不便になることがわかりました・・・。
不便なところを、私たちが助けてあげたり、声をかけたりできるようにしたいです!
また、生命のバトンをもらったからには、しっかり次に届けようと思いました! 』
『 生命を大切に持たなきゃなと思いました・・・。私たちは、生命を何個も持っていないので、歳をとっても、いっぱいいっぱい生きたいと思います!
困っている人には声をかけて、手をさしのべることができるような人になりたいと思います! 』
『 授業を受けて、たくさんのことを学びました。「長い生命の歴史があったから、私がいるので、今よりももっと自分を大切にしよう!」と思いました。また、私もいろいろな人とつながっているから、みんなを自分よりもっと、大切にできるよう心がけたいなぁ・・・』
『 私は、「おかあさんぼくがうまれてごめんなさい」という詩を、沢○さんが読んだとき、感動のあまり、涙があふれました・・・。
本が発売されているというので、本屋に買いに行きました。まだ、数ページしか読んでいませんが、どんどんその世界に引き込まれています。 』
伝えたい思いに、まっすぐにこう表現してくれる子どもたち。この感想文を書いてくれた子どもたちは、今は、中学生、そして、いつか大人になったとき、この一日だけの授業を覚えていてくれるのでしょうか?
いいえ、覚えてはいないでしょう・・・。でも、このような感想をまっすぐに表現したという体験は、一人の人間としての、大切な部分を育んでいくと信じています。
小学6年生向け認知症サポーター養成講座用資料はこちらをクリックしてごらんになれます。
昨年、同小学校で行なった「認知症サポーター養成講座 ~受け継いだ生命のバトンを考える~」の記事はこちらをクリックしてご覧ください。
さぁ、昨年に引き続き、6年生向け認知症サポーター養成講座のスタートです!!70名の子どもたちと向き合います。
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「この写真の子が誰か?わかったら手を上げて!」O先生の中学時代の写真になった頃には、ほぼ全員の子どもたちが手を上げていました。
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O先生登場!「子ども時代はどんな子でした?」の私の質問に、江戸川乱歩シリーズが大好きで読みふけっていました。中学時代は写真部!みんな興味津々。
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2時限めは、体験授業。まずは、私が車椅子の操作方法を教えました。
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3つの箱には、炊飯器、ラジカセ、バナナが入っている。「みんな覚えておいてねぇ~!」
最後にもう一度、答えてもらいながら開けていく。最後に「バナナ~!」子どもたちは自信たっぷり!しかし、最後の箱には、なぜか「スリッパ」が・・・

「これは、認知症の診断で行なうもののひとつ。みんなは、全部答えられて違いもわかった。だけど、認知症の人は、こんな少し前の記憶を失っていく・・・。
楽しいことも、友人もわからなくなっていく・・・。この不安をわかってください。」
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車椅子体験。乗っている子たちは、なぜか不安そう・・・。
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これが、初の試み。40cm杖体験!杖に重心をかけて、ゆっくりと歩いてもらう。すると、みんななぜか自然と片方の手を腰に当てていました・・・???
「腰が痛いよぉ~」いろんなところから声が聞こえました。
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クラスの代表が感想を言ってくれました。
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