大田区発の地域包括ケアシステム-おおた地域見守りネットワーク(みま~も)

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2008.10.21顔の見える連携
  •  今日、午前中に大森警察署へ行きました・・・。
     先週土曜日に行った「大田北高齢者見守りネットワーク 地域づくりセミナー」で講師をしていただいた、大森警察署 生活安全課 防犯係係長 甲斐さんに、お礼とお借りしていたビデオを返却するためです。
     突然の訪問にもかかわらず、甲斐さんはお茶を入れてくださり、様々なお話を私にしてくださいました。
     お話を聞く中で、警察の皆さんも、今、高齢者を取り巻く事件が後を絶たず、事件を未然に防ぐこと、そして、事件後の高齢者の継続支援に苦労されているということを改めて知りました。
     地域包括支援センター、警察署・・・、今まで具体的な対象者の件で関わり合ったことは何度かありましたが、お互いの機関が具体的に何をしているのか、何に苦労しているのか、何が協力しあえるのか、じつは腹を割って話し合ったことはありません。
     区内の他管内の地域包括支援センター、警察署、行政も、じつは同じではないでしょうか・・・?
     連携とは本来どういうものなのでしょう・・・?
     
     仕組みや役割分担を決めあって、それが一時的に有機的に働いたとしても、それが連携とは言えません。
     私がイメージする連携とは、顔の見える、顔がわかる連携です。 ここでいう「顔」とは、機関 対 機関ではなく、もう一歩お互いが踏み込んで、A機関で働く○○さん 対 B機関で働く○○さんのつながりのこと。
     仕組みや役割を決めあったとしても、日常の連絡や話し合いがなければ機能はしません。それが、大きな機関同士であればなおさら・・・。
     例えば、仕組みも、役割も、基本的なことで決めあったに過ぎず、実際起こることは、そこからさらに○○さんと○○さんが話し合って具体化するものだからです。
     それが、人に関わる仕事をしている専門機関同士の連携なのだと思います。対象とする人によって連携の形は変わるんですから・・・。
     毎月開催している「地域づくりセミナ―」は、地域で暮らす方々に専門職、専門機関が「気づき」を提供する取り組みです。
     一方で、セミナーの取り組みを通して、専門職、専門機関が打ち合わせを行ったり、当日のセミナーの成功に力を合わせることによって、顔の見える本当の協力体制を築く目的もあるのです。
     甲斐さんは、話をしている途中でほかの部署の方に連絡してくださり、気がつけば4人の方々と話しをしていました。
     その場で「大田北高齢者見守りネットワーク」のホームページを開き、先日のセミナーの写真を見ながら、「これは、(警察署)他部署にも見せてあげないとな~」と話が出たり、ある方からは「今一人暮らしの高齢が狙われていて、ブランドの同じ服やカバンを大量に買わされてるようなこともあるんだよなあ・・・この前テレビで見たよ」、「そのテレビ番組私も出てたんです・・・汗;」 そこにいた警察のみなさん えぇ  えぇ
     今度、警察署で毎月発行している機関誌に、私たちの取り組みを紹介してくださることになり、そして明日には、今警察で取り組んでいる、還付金詐欺等のチラシを事務所に届けに来てくれることにもなりました。
     向かっている方向が同じなら、協力し合った方がいいに決まっています・・・。
     しかし、それがなかなか今までうまくいかない、機能していないのは、仕組みづくりや役割分担だけで、さらに一歩踏み込んだ、お互いの顔の見える関係づくりができていないからなんだと思います。
     顔がわかり、どんな人がその部署にいるのかがわかれば、相談もしやすくなります。でも、そこまでが行きつかないんです、大変なんです。
     私たちは、この一歩踏み込んだ連携を、「地域づくりセミナー」を通して築いていくことをこの1年間の目標に置きました。
     目標にしていたことが、今日実感できたような気がして、うれしい気持ちでいっぱいです。
     大都市東京の高齢化は、確実に進展していきます。地域の人たち同士の支え合いの構築も必要ですが、それと同様に、高齢者の生活に携わる専門機関が、今までの協力体制から、さらに一歩踏み込んだ連携体制をつくらなくてはいけないんです。
     それは、顔の見える連携だと、今日改めて実感させてもらいました。
     
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