最近毎日のように、生活保護受給者の女性、Aさんから連絡が入る・・・。
このAさん、幼少の頃からずっと大森の山王に暮らし、今も住み慣れた山王で一人で暮らしている。
以前のブログ「文化の挫折」でも書きましたが、群馬で起きた無認可高齢者施設の火災で、このような施設へ入所する大部分の方が、東京の生活保護受給者であるということが報道された時に、不安になり、私たちに連絡をしてきたAさんです。
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このAさん、何十年と住み慣れた借家が取り壊しのため、8月いっぱいまでに出ていかなければならなくなった。
さっそく、今後について、うちの包括職員Bさんと、生活保護ケースワーカーがAさん宅を訪問し、今後について話し合ってきた。
訪問後、話し合った内容について聞いてみると・・・。
Aさんは、住み慣れたこの地域での転居を希望・・・。すると、ケースワーカーから本人へ確認事項を話し出す・・・。「一人暮らしの方の場合、家賃は5万○○千円以内。この条件で、ご希望する物件が見つかったら、ご連絡下さい・・・」
たしかに、生活保護の方はあらゆる世代の方々がいます。自分が暮らす家は、自分で選ぶ方がいいに決まっている。
しかし、このような限られた条件の中で、不動産屋を訪ね歩き、自分に合う物件を探すことがAさんにできるか、できないか、わかるでしょう!!
だったら、わざわざ、いかにも決められた通りのセリフ(基本的に自分の家ですから自分で探してください。ただ条件は5万○○円です)をAさんに言って、不安にさせるだけさせてなんで帰ってきた!あんたたち地域包括支援センターと生活保護それぞれのAさんの担当者だろ!!
Bさんに向かって、喉まで出かかった言葉を飲み込んだ・・・。
訪問した二人も十分わかっているんです・・・。Aさん任せにせず、ケースワーカーの方は、同じ地域担当の人に物件を聞いてもらってもいるらしい・・・。Bさんも、日々の忙しい業務の中で、気にはなっていた・・・。ただ、Aさんの希望に合う条件はない・・・。
じつは、Aさんの新居の物件に対する希望は、中々むずかしいんです・・・。
「家が道路に面していると怖いから、玄関を入って庭を通って少し中に入ったところにドアがあるといいわね」、「商店街が近くにないとダメ」、「古い、新しいは関係ないの・・・。柱がしっかりしていて地震があっても不安にならないところがいい」、「私は山王に長く暮らしてきたから、品のない地域はダメ!」
などなど・・・、決められた家賃の範囲内で見つけるのは難しい・・・。「だったら、自分でも探してください!」と言いたくなる気持ちもわからなくはない・・・。
でも、訪問の際、二人から基本的な話を聞かされたAさんは、翌日から不安になり、毎日のように事務所へ連絡が来るようになった。しかも、電話に出たどの職員にも、家が決まらない不安を長時間話してくる・・・。
私もAさんからの電話に、何度か対応している・・・。「決められた家賃の中で、物件がなくて、期限が来てしまったら、私はどうなるの?群馬の火災事故があったような施設に入れられてしまうの?」
連日の電話の対応に、職員たちも疲弊ぎみ。
担当のBさんも、あとは生活保護ケースワーカー担当から「物件があったよ」という連絡を心待ちにしているようだが、連絡はない・・・。事務所の中は、Aさんからの電話のたびに重い雰囲気となる・・・

改めて、職員みんなと話し合いました・・・。
8月が立ち退きの期限で、今も物件の候補もなくて、Aさんが不安になるのは当たり前!そして、毎日暮らす家だよ、自分の理想があって何が悪い!自分がAさんと同じ立場だったら、Aさんのように、自分では思うように具体的にできなかったら、どんな気持ちになる!
このまま、私たちまで忙しさの中で先送りにしてたら、Aさんが不安になるのは当然!担当とか、ケースワーカー任せにせず、みんなで物件探してみよう!
地域包括支援センター入新井、
Aさん家さがし月間 が、今月からスタートした。みんな自分の担当地域へ訪問後、関わったことのある不動産屋へ物件を聞いてみる。
いくつか候補が上がってくる。こうなると、事務所の雰囲気も変わってくる。今まで、担当のBさんは、なかなか決まらないAさんの家さがしに、負担や責任も感じていたと思います。
しかし、この家さがし月間で一番精力的に動いているのがBさんなんです・・・

今日も、午前中、「カメラ貸して!」と、私がブログの写真用に常に持参している、私物のカメラを奪い取るや、社会福祉士 Hくんと出かけて行った

帰ってきて返されたカメラを見ると、そこには、Hくんの地域でみつかった物件の写真が・・・。しかも、その物件の写真だけでなく、商店街や、公園、神社など、いたるところの写真が、Hくんをモデルとして撮影している・・・。

「これをAさんにみせてあげるの・・・」
そうかと思えば、午後は駅前の不動産屋へ・・・。しかし、残念ながら閉まっていた・・・。
でも今のBさんは、こんなことではあきらめません!通りすがりに「みま~もレストラン」に参加しているDさんに会った・・・。そこで、今、物件を探していることをDさんにも話す。
「それだったら、××不動産へ行ってみなさい。私から紹介されたと言って構わないから・・・」という言葉をもらい、そのまま××不動産へ!
これが、包括 入新井魂です

俺たちだって、一人ひとりになれば、弱い人間です。困難なことは、先送りにしたい。責任を感じれば感じるほど、本来の力を出せず動けなくもなる。
だったら、困難なことほどみんなで考えましょう!そして、このような姿勢はきっと相手に伝わるんです!今回のことで言えば、Aさんにだって、ケースワーカーにだって!
主任ケアマネージャーは、この仕事。保健師・看護師はこれ。社会福祉士はこれ。このような分担制で成り立つのは、包括支援センターの業務でいえば、ごく一握りでしかないんです。
だれかが、担当ケースのことで大変な時は、みんなで一斉に力を合わせちゃった方がいい。そのことを乗り越えたときにはみんなの喜びになる、きっと力になる!そして、何より、うちのメンバーはそれができる一人ひとりだと心から思っています。
明日Aさんは、週1回の受診日。その帰りに、事務所にやってくることでしょう・・・。今までだったら、Aさんが来ると不安な気持ちを傾聴するだけの対応しか誰もできなかったんですが、明日はちがいます!
「待ってました、Aさん!」、「この物件はいつ行こうか・・・。こっちは商店街や銭湯にも近いですよ。この写真見て!」職員みんなのAさんを囲んでの対応が目に浮かびます・・・

もしかしたら、これで動いても決まらないかもしれません・・・。でもまだ時間はあります

ケースワーカーのみなさんにも、「家さがし月間」に加わってもらいましょうか!
そして、みんなで探して決まった暁には、Aさんの新居で引っ越しソバで祝いましょう

どこに出前頼むかって?それは、当然、「包括そば」です!

久しぶりに、京都 護国神社にある坂本龍馬・中岡慎太郎の墓を訪ねてきました・・・。
【 維新の道 】
東大路通りから京都霊山護国神社へ向かう参道を、「維新の道」と言います。途中、ねねの道や二年坂への分かれ道があり、この鳥居から先は、かなりきつい登坂となっています。この坂を上りきったところに、維新の志士たちを祀った京都護国神社があるんです。さぁ、龍馬に会うまでもうひとふんばり!!
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ここに来たのは、10年ぶり。若い人たちもたくさん訪れるらしく、多くの手紙や、メッセージが書かれた瓦が置いてありました。
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龍馬たちが眠る墓所からは、京都の街並みが一望できます。
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今も、龍馬は、京都の町をを見つめています。
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護国神社のふもとにある円山公園にある、龍馬・中岡慎太郎の像。
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ちゃっかりミーハー気分で、キーホルダー買っちゃいました

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