「大丈夫よ、それでいい・・・!」
この言葉ひとつで安心できる、勇気や自信を持って取り組むことができる・・・。このように思える人が自分のそばにいる、存在するということは有難いものです・・・。
包括支援センター社会福祉士としての関わりを通して、「○○荘」を運営しているNさんと知り合った。今、「おおた高齢者見守りネットワーク」をともに創り合っている。
「おおた高齢者見守りネットワーク」事業である、「みま~もレストラン」には、毎回入居者を連れて来てくださっている。
認知症高齢者を多く受け入れている○○荘・・・・。入居者が新しく入ると、必ず本人とともに事務所にやってきて、「SOSみま~もキーホルダー」を登録していく。
本人と来るのは、包括職員に「会っておいてもらいたい」、そして、本人にも、「万が一外に出て迷ったら、ここ(包括)に来れば大丈夫!ということを知ってもらいたい!」という気持ちからです。
要は、「自分の施設の入居者を、施設職員だけでなく、地域で見守っていてほしい・・・」というNさんの思いがそうさせているのでしょう・・・。
Nさんとの関わりについては、何度かブログでも取り上げさせてもらっている。
↓(以前の記事はこちらからご覧ください。)
「○○荘」Nさんと関わったケースについて書いた記事「何が幸せか?」はこちらです。クリックしてご覧ください。
群馬にある無認可施設火災事故があったとき、「○○荘」Nさんについて書かせていただいたブログ記事はこちらです。クリックしてご覧ください。
自分より年齢が下のNさんですが、「おおた高齢者見守りネットワーク」の取り組みに一緒に関わってくださり、節目、節目で、自分の考えていること、今後の展望などを伝えている・・・・、というより、「聞いてもらっている」と言った方が正確でしょう。
そのような時、Nさんから必ず発せられる言葉がある・・・。それが、
「大丈夫よぉ~!それでいい!」
真剣にうなずいて聞いてくれる・・・。そして、この言葉がNさんから出ると、なぜか、これから取り組んでいくものへの確信と、勇気がわいてくる。
Nさんの「大丈夫!それでいい!」の姿勢は、施設の入居者にもやっぱり同じ!
Nさんが語るある日の出来事・・・。
↓
『今日は、川崎の回転寿司に行ってきました!急に決まったもんで、朝になってワイワイ入居者をひっかきまわし?下見なしで出かける、根性のずぶとさに私もとうとうおばさん化・・・。
90歳代の若き女性2名は興奮気味。「数十年ぶりにビールを飲んだわ!」と大喜びでした。
ここ数カ月引きこもりがちな男性Sさんは、久々の外出でした。ビールを飲んで、真っ赤になりながら饒舌になりました。
脳梗塞後遺症で麻痺があるTさんは酒を飲んだら失語症が消失!
急にはっきりしゃべりだすほど、言語障害がなくなった・・・。リハビリよりもお酒の方が効果あるなんて知らなかった・・・。
透析中のSさんも今日はちょっと甘い物でご機嫌。外出大好きで、みまーもレストランの常連です・・・。
毎日、同じ生活の中で同じメンバーとの食事会なのにこんなに盛り上がるなんて知らなかった・・・。新しい発見とみんなの笑顔に支えられています。
さーて、来月はみんなから要望のあった「カラオケ」に行きますか!
』
○○荘は、「そこに住まう入居者が、自然体で生活ができる場を創りたい!」というNさんの思いが形づくられている。
しかも、認知症や、さまざまな疾患を抱えている生活保護受給者や、生活困窮者を積極的に受け入れ、ぎりぎりで生活している高齢者を必死で救っている。
私が関わった方も、何人か入居を受けてくれている。
認知症を発症し、地域との関係を遮断して生活していたAさん。私が自宅に始めて伺ったときは、すべての人を信用しなくなっていました。しかし自分では買い物も行けない。身の回りのこともできない。その結果、栄養失調と脱水で発見、入院となった。一人での自宅での生活はもはやできない。
その後いくつかの施設をあたったが断られ、「○○荘」だけが受け入れてくれた・・・。
「人を疑いの目でいつも見て暮らしていたAさんがこんな表情をするんだぁ・・・」
そう感じたのは、散歩のついでに、事務所へNさんがAさんと来てくれたときだった。
安心して生活することができるこれは何物にも変え難い、人間にとって何より大切なこと!
「大丈夫!それでいい・・・」 このNさんの姿勢が、Aさんの表情に表れているような気がした。
「大丈夫、それでいい」
相手の思いを他人事にせず、無責任ではなく、しっかり受け止めることのできるNさんだからこそ、この言葉に重みがあり、相手に伝わっていくんだと思います。
それでいて自然体。
Nさん、いつもありがとうございます!これからも、この地域で一緒に関わっていきましょう!
「大丈夫、それでいいんですよね!!

」