9月18日(第3土曜日)見守りネットワーク「地域づくりセミナー」を開催しました。
今回のテーマは、「病院との上手なつきあい方ー今から備えておけることー」
大森地域にある、ベッド数200床以上の病院、「東邦大学医療センター大森病院」・「大森赤十字病院」・そして、我が「牧田総合病院」の医療ソーシャルワーカーが集結!!
そして今回は、薬剤を自宅まで届けてくれる「あい薬局」から、薬剤師、ケアマネージャーも協力してくれました。
このメンバーで、昨年6月に同じようにセミナーを担当し、「地域に暮らす人たちにとっての安心」につながるシステムを考えて誕生したのが、SOSみまーもキーホルダー登録システムでした。
今回の最初の打ち合わせの時から、話しは、「キーホルダーのこの1年間の広がり」についてで盛り上がります。
打ち合わせの結果、昨年に引き続き、今回も
「劇」 !

昨年の内容は、突然の病気で救急搬送され、入院した大森さん。
一緒についてきた友人の蒲田さんに、医者が、「手術が必要なため、家族親族の同意がほしい」と、親族が知らないか訪ねるが、蒲田さんは、そこまでの情報を知らない。でも、やっと親族が見つかりめでたしめでたし。
今回のセミナーでは、さらにこの話の続きに入っていく。
リハビリを重ね、順調に回復した大森さんを、蒲田さんが地域包括支援センターに連れて行く。キーホルダーの登録をするためだ。ここで職員から、キーホルダー登録システムの意味について聞く。そして、納得した上で登録する大森さんの姿を描いていく形で、劇が進行していく・・・。
もう一つのこのセミナーの目玉は、キーホルダー登録システムの進化を、参加者に伝えていくこと。このシステムを生み出したメンバーが、さらに、このシステムの可能性を広げていくために考えました。
このニューキーホルダー登録システムへの移行は、他の協力してくれている地域包括支援センター、行政とも協議を重ね、年内中には実施していく予定です。
参加者からは、改めてキーホルダー登録システムについて、アンケートでたくさんの声が寄せられました。
「みまーものご活躍のおかげで、地域に『顔と顔が見えるつながり』が広がっていると思います。この地域の専門職の方々から、今後も学ばせていただきたいと思います。このすばらしい取り組みが、どんどん広がり、進化することをお祈りしています。期待します!心がホットになりました」(50代女性)
「キーホルダーの大切さがよくわかりました。早速お願いしたいと思いました。この取り組みが全国に広まるといいですね」(60代女性)
この方は、大田区を超え、全国レベルにまで話が進んでいます・・・
「キーホルダーのこと、よくわかりました。大変な取り組みですが、地道によろしくお願いします」(60代女性)
「平常の時はよくわかっているつもりでも、緊急の時は、慌ててよくわからないもの。常にキーホルダーを身につけておくように心がけます」(80代女性)
「みまーもキーホルダーを、65歳以上すべての人が持つよう勧めたい!!この8月に、自宅の場所がわからなくなったご婦人を保護したことがあります。劇中の話しではないが、何があるか、起こるか、想像できないですもんね」(60代女性)
「みなさん、芸達者ばかりで大変感心しました!わかりやすかったですよ!!」(60代女性)
なんか・・・・、主催している側、参加している側という関係ではなく、一緒に考えて、感じてくださっているということをアンケートから感じています。
2年半、休まず、止まらず、継続してきたこのセミナーの場が、地域で働く専門職たちと、地域に暮らす人たちとの距離を、確実に縮めていることを、アンケートを通して実感します。
医療ソーシャルワーカーのみなさん!今年もお疲れ様でした!
あなたたちのセミナーでの枠は、これからもずっと入れておきますからね!地域づくりセミナー初の永久欠枠!決定です!!(笑)
医療ソーシャルワーカーたちと考えて完成した台本はこちらです!!クリックしてご覧ください。
セミナー当日を迎えるまで、重ねた打ち合わせは4回!!劇の内容について、そして、このメンバーが生み出したみまーもキーホルダーの進化について話し合います。
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いよいよセミナー当日。リハーサル開始!!脚本・演出、東邦大学医療センター大森病院ソーシャルワーカーMさんも気合が入ります。
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我が包括支援センター主任ケアマネージャー I さんお手製の、シーツで作った救急車。みんなが協力し合って、ひとつのセミナーを創り上げていきます・・・。
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さぁ、セミナーのスタートです!!
「ピーポーピーポー」平和島温泉クアハウスへ、友人の蒲田さんと行く予定だった大森さん。待ち合わせの場所、大森駅に着いたとたん倒れ救急車で運ばれるところから、劇は始まります。
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すぐに手術をしなければいけないんですが、詳しくは、個人情報ですので、ご友人にはお教えできないのですよ。どなたか家族に話したいのですが、誰か大森さんの家族の事を知っている人はいませんか?
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ここで司会登場!先生に本音を聞きだします。
司会)運ばれた患者さんはどうです?先生もお困りな様子でしたが?
医師)そ,そ,そ,そうなのです。ここだけの話,直ぐにでも手術しないと命に関わるのです。
くも膜下出血でしてね。すぐに家族に知らせて、その手術の同意や他の同意書も欲しいんですがね。
分らないとなると・・・、いや困ったなぁ。しょうがないですねぇ、困ったな~。今後何かあった時の事もありますし、先々のこともありますしね。ご友人の方に一任という訳にもいかないのですよぉー。
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蒲田さんですね。私は、ソーシャルワーカー,病院の相談員のYと申します。
蒲田さん色々手伝ってくださって本当にありがとうございます。
これから大森さんが安心して入院生活が送れるように、お手伝いをさせていただきます。大森さんについて蒲田さんが知っておられる事を教えてもらえませんか?その上で、良い策を考えたいと思っているのです!!
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福岡の甥と、無事連絡が取れ、さまざまな手続きを行ってくれました。リハビリも順調に進み、無事退院した大森さんを、蒲田さんが地域包括支援センターに連れて行きます。
なぜって?それは、「SOSみまーもキーホルダー」の登録を行うためですよ!!
包括職員:「救急隊員だから、警察官だから、公務員だからといって皆さんの様々な情報が分かるという仕組みはありません。ご本人であっても身分証明が無ければ本人かどうかも分かりませんよね。まして、住まいや連絡先、家族の連絡先や通院先というような情報は直ぐに調べようもないんです。」
司会:というと、身分証明書を持ち歩けばいいですか?
包括職員:「写真付きの身分証明書であれば本人確認ができますよね?しかし、身分証明書には家族の連絡先までは載せてないですよね。落としてしまって、誰かの手に渡るというのも避けたいですね。そこでこの「SOSみまーもキーホルダー登録システム」が提案されたのですよ。」
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「劇の最初にもありましたが、救急車で運ばれてこられる方の中には、怪我や病気で意識が無い、もうろうとした状態の方もいらっしゃいます。
何処のどなたで、何か持病はあるのか?この人をよく知ってる人はいないのか?などなど知る術がなくて困ってしまいます。警察に聞いてもすぐには分からないものなのですよ。
何処のどなたで、普段どのように生活していて、普段からどのような考えを持っているのか、という情報はとっても重要な事です。」
医療ソーシャルワーカーYさんが語ります。
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「会場の皆様、劇を通じてですが、病院との上手い付き合い方というのは、普段からいざというときに備える、万が一のときに備えることという事でした。
昨年6月にお越し頂いた方も、本日この会場にお越しいただいてることと思います。
昨年の提案で本日劇中にお示しした「SOSみまーもキーホルダー登録システム」が一部の地域で始まり、現在も地域の拡大や登録者が増えているとの事です。
この後は、休憩を挟みまして、このシステムの現状と今後についてさわやかサポート入新井 澤登所長にバトンタッチしお伝えしたいと思います。ありがとうございました!!」
ソーシャルワーカー始め、出演者みなさん、お疲れ様でした!!後半は、しっかり引き継ぎますからね!!
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忙しい業務の中、打ち合わせを重ね、地域に暮らすみなさんに、精一杯想いを伝えきった専門職たちがここにいます。この人たちが自分たちの地域にいること。それを誇りに感じます。
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後半のスタート!私からは、みまーもキーホルダーの取り組みを初めて1年。どのように広がり、どんな事例があったのかを、地域のみなさんに報告しました。
また、キーホルダー登録システムの進化!『登録情報の更新』について。
そして、外出先で万が一何かあったときのために必要だったキーホルダーが、自宅で何かあったときにも、機能する新たな仕組みについて発表させてもらいました。
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NHKの記者 Iさん。NHKスペシャル「消えた高齢者無縁社会の闇」で取材協力をさせていただきました。今日は、取材を抜きに、「ぜひ、今回のセミナーを見たい!」と、駆けつけてくださいました。
「全国を取材していますが、このような専門職がいる地域に暮らすみなさんは、幸せだと思います!!」
突然、私の方から「一言話して!」と振ってしまったんですが、このようにまっすぐ語ってくれました。
熱い、まっすぐないい男です・・・
また、みまーもの仲間に熱いメンバーが加わった・・・。そんな感じですかねぇー
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