「あらぁ、やっぱり沢○さんだった!おひさしぶり~~~!

」
朝、事務所に向かってボ~~~~っと歩いていると、見かけたことのある70歳代の方が、私に声をかけ、肩をポンッと叩いてくれた・・・。
あっ!Kさん・・・

。
Kさん・・・・。
今から、13年前。デイサービスで働いていた頃、ボランティアとして毎週月曜日に活動してくれていたのがKさんだったのです。
この業界に始めて足を踏み入れたデイサービス・・・。ここに私が入職したときには、Kさんはすでにボランティアとして活動していました。
何をしていいのかわからず、オロオロしていた自分に、
「あせらなくていいのよ。毎日仕事に来ていれば、技術的なことはすぐ覚える!
それよりも、初めてでわからない今こそ、ここに来ているお年寄りたちが、なぜここに来ているのか・・・?しっかり見てごらんなさい!隣に座ってゆっくり話してみなさい!
私はねぇ、昔から人を見る目だけは自信があるの!あなたは、人の話しを聞ける人。話したいと思える人よ!」
こう、真剣に話してくれたことを、昨日のことのように覚えています。
この日Kさんは、急に気温が下がり、持病の膝痛が悪化。当院に通院でこちらの方へ来たのだそうです。
病院まで一緒に歩く道すがら、
「NHKスペシャル見たわよ!思わず自慢して旦那に言っちゃったわよ!この人はね、私が行ってるデイサービスにいたのよって!」 こんなことを話してくれた。
Kさんを病院の総合受付まで送り、そこで別れました。
別れ際、Kさんは私の手を握り、
「今日は、会えてうれしかったわ!最近、苦しいことや悲しいことの連続だったの。でも、きっと、そればかりではいけない!って、神様がご褒美であなたに会わせてくれたのね。あの場所から巣立ったあなたなんだから、これからも大変だろうけどがんばるのよ!」
と、真剣な顔で話してくれました。そう、13年前のあのときと同じように・・・。
13年も前のこと。気づいていない私の前を、通り過ぎようと思えば、通り過ぎれたはず。
それを、膝が痛いのにわざわざ背伸びして、私の肩を叩いてくれた・・・。そして、昔と変わらず、Kさんの表現で、心からのさりげない励ましを下さった。
こんな出来事を、うれしく思わないわけがない。心動かされないわけがない。
もうひと踏ん張り!この地域で、自分が大切と思ったことをやり遂げたいと思います。その力を、また人からもらうことができました。
Kさんは、今でも、私がいたデイサービスでボランティアとして活動しています。そして、今でも職員たちを、私にしたように、きっと励まし、元気づけていることでしょう。