大田区発の地域包括ケアシステム-おおた地域見守りネットワーク(みま~も)

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2011.3.15前を向いて歩こう・・・。①
  •  病院と包括支援センターを行ったり来たりの日々が続いている・・・。
     その道すがら、地域の人と行き交う。
     みま~もレストランに参加しているHさんが向こうからやってきた。手を振りながら近づいてくるHさん。近づくにつれて、感極まったのか涙があふれ出ている様子でこちらに向かってくる・・・。
    私 : 「大変でしたね。」
    Hさん : 「もう、こわっかったぁぁあああ~~~~~。岩手県にね、自分の姉妹がいて、まだ連絡が取れないの・・・・。
     夫が必死に消息をあたっているんだけど、未だにわからなくて・・・・。毎日恐ろしくて眠れないのよ・・・」
    (その間にも、涙が止めどなく流れてくるHさん・・・)
    私 : 「ご主人がそうやって必死にあたっていてくれているんだから、必ずわかりますよ!どちらにしても、会える日のために、Hさんが元気にいなきゃね!消息がわかったのに、Hさんが倒れていたらどうするの!心臓のお薬も飲んでいるんだから、あまり考え込まないんですよ。」
    Hさん : 「うん、うん、・・・・・」
     Hさんの背中を、「ポンっ!」とたたいて別れた。
     このHさんは、自主グループでウォーキングを毎週火曜日に仲間と行っている。
     集合場所は、うちの包括支援センター。今日はウォーキングの日だが、Hさんは、集合場所である事務所にやってきて、ウォーキングに出かけていった・・・。
     このグループの中では、比較的、自分から会話をする方ではないHさん。でも、このグループの仲間たちとのつながりを何より大切に思っている。
     Hさんが、昨日のように感情を表に出す姿は、長いつきあいだが見たことがない・・・。
     それだけに、ばったり会ったときには、「何を言えばいいのか?どのように接すればいいのか?」、別れた後も、「あのような接し方でよかったのか?」気になっていた。
     だからこそ、一夜明けて、いろんな事がありながらも、仲間に顔を見せてくれたHさんを見てほっとしました。
     Hさんのことだから、仲間にも言っていないのでしょう。
     でも、「この仲間たちといた方が、一人で先を考えて不安になるよりも安心できる・・・。」そんな思いで、自分を一歩押し出して参加してきたのだと思います。
     多くの人たちが、不安と、さまざまな思いを持って、この数日を生きている。
     被災地にいる人たちに、今の自分が何が出来るのか?
     国、自治体からの要請よりも早く、節電を主体的に始めた商店街。国内、海外からも多くの支援が始まっている。
     今、自分たちに何が出来るのか?人のために何が出来るのか?
     それも大事ですが、何より、まずは、自分自身が、今の状況の中でも前を向いて生きていくこと。これは一人では出来ない。
     だから、周りの人も大切に思うことが出来る。人の痛みを自分のこととして感じることが出来る。
     今のこんな時だからこそ、このように思っています。
     
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