大田区発の地域包括ケアシステム-おおた地域見守りネットワーク(みま~も)

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2009.9.9支点はブレてはいけないもの
  •  てこは、大きなものを少ない力で動かすことができる・・・。言いかえれば、小さな運動を大きな運動に変えることができる。
     いわゆる「てこの原理」・・・。
     たしか、小学校で習った簡単な原理ですが、とても重要な原理でもあります。
     てこの原理には支点・力点・作用点があり、支点を中心に、力点は力を加える点、作用点は力が働く点。支点を中心とした力点、作用点の位置関係や間隔により、作用点にはより大きな運動が加わっていく。
     支点は動かないもの。支点は動かないよう固定して、力点を動かすと作用点が動く仕組みである。
    支点が動いてしまっては、てこの原理は働かない。
     そう、中心(支点)は、グラグラと動いてはいけないんです!
     支点がブレてしまっては、力を、運動を、より大きなものにすることはできないんです!
     大田高齢者見守りネットワークの取り組みをしていて、「てこの原理」がふっと頭に浮かびました・・・。
     多くの新しい仲間が加わり、新しい思いつきや発想がどんどん広がっていく。これは本当に喜ばしいことです。しかし、この会を創った目的や理念、そう、支点だけは動かしてしまってはいけないんです。
     思いつきや新しい発想は、目的や理念のもとで大きな可能性へと変化していく。
     しかし、思いつきや発想だけが先行していくと、一時的に盛り上がることはあっても継続的、持続的な取り組みとはなっていかない。
     では、私たちが生み出した「おおた高齢者見守りネットワーク」の支点(理念、原点)は何か。
     それは、医療・介護の専門職と地域に暮らす人たちが、地域の高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けるために、顔の見える一歩踏み込んだあたたかいつながりを創りあうこと!
     地域と、医療・介護従事者の敷居を、垣根をなくすこと。
     地域と、専門職、専門機関がつながりあう関係を築いていくことなんです。
     私たちは、あくまで専門職として地域に暮らす人たちと関わっていくべきなんです。そこが地域に暮らす人たちの安心につながるんです。
     つながりを創るからといって、同じように同じことをする必要はないんです。高齢者を見守り、支え合うネットワークは地域に暮らす人たちが、考え、築いていくべきもの。
     私たちは、この地域の人たちのネットワークで支えている高齢者が、適切な時期に私たち専門職へつながっていくところに敷居をなくして、連携しあうところに力をかけるんです。
     地域の活動に、同じようなスタンスで出てくる専門職を、地域に暮らす人たちはそんなに期待はしていません。
     それよりも、いざ、自分たちだけでは支えられない、見守ることに限界があるという時に、地域の専門職たちが、つながりあっていて「本当に頼りになる、何でも相談できる!」
     そこを私たちは築いていくんです。そして、そこを地域の人たちにどんどん見せていくんです。
     「てこの原理」の話で、もう一つ。
     「おおた高齢者見守りネットワーク」代表であり、社会福祉士のNさんを本当に心から尊敬しています。
     Nさんは、この会の支点です。会を発足させようとした時期から今まで、支点をずらさず、この支点からあらゆる物事を見ていき判断しています。
     支点をずらさないというのは、大変なことですし、自分自身の努力や学びが必要です。
     でもこの中心の支点がブレないということが本当に大切。
     そこに関わっている人たちが、中心がブレないとうことがわかっているから、力を込めることができ、この力がより大きな運動へと作用するんです。
     支点はブレてはいけないもの!つくづく感じる今日この頃です・・・。 
     
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