大田区発の地域包括ケアシステム-おおた地域見守りネットワーク(みま~も)

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2011.1.31日本弁護士連合会シンポジウムに参加して
  • ‘生きているか、死んでいるかさえ分からない’
    ――所在不明の高齢者が相次いで発覚する異常事態。国は年金を受給しているすべての所在不明者の調査に着手した。相次ぐ所在不明の高齢者。
     その多くが地縁や血縁など社会とのつながり失ったまま“無縁化”している実態が浮かび上がってきた。無縁社会は私たちの想像以上に、水面下で広がっていた・・・。――
     
     昨年、放送されたNHK無縁社会シリーズは大きな反響を呼び、NHKではその後も、各種報道番組などを通じてキャンペーンを展開している。
     12月1日には、ユーキャン新語流行語大賞トップテンにノミネートされた。
     この『 無縁 』シリーズ、9月5日に放送された「消えた高齢者無縁社会の闇」で、当包括支援センターも取材協力している。
     非正規雇用・貧困の拡大で、こうした孤立化は、今後、ますます深刻さを増すことが予想されます。国は介護保険法改正(平成24年4月施行予定)に向けた検討を進めていますが、このような高齢者の孤立を解決するためには、どのような支援の仕組みが求められているのか?現行制度の課題と改善の方向性は?
     この番組をきっかけに、日本弁護士連合会がシンポジウムを行った。
     テーマは、「高齢者の孤立と貧困~『無縁社会』からの脱却をめざして~」 
     そこにシンポジストとして参加の依頼があった。その中には、番組の取材で、当包括支援センターに何度も訪れていた I 記者の名前もあった・・・。
    基調報告
    池田 誠一 氏(NHK社会部記者)
    パネルディスカッション
    池田 誠一  氏(同上)
    井上 英夫 教授(金沢大学大学院人間社会環境研究科)
    小川 栄二 教授(立命館大学産業社会学部現代社会学科)
    澤登 久雄   (大田区地域包括支援センター入新井センター長)
     参加者は200名ほどいたのでしょうか???
     終わった後、言葉を交わした人たちの中には、弁護士の方はもちろん、マスコミ・出版関係者、大学教授、NPO団体関係者、包括支援センター、ケアマネージャー、議員などなど・・・。
     非正規雇用・貧困の拡大、孤立化した高齢者の増加、そして、「無縁社会」の社会問題化・・・。このことへの関心の高さを改めて感じました。
     今、起こっていることを知って、あらゆる立場の人たちが考えてほしい。議論してほしい。そのきっかけの場に、必要とされればできる限り参加し、現場の思いは伝えさせていただく。
     ですが私は、一番現場を知っている一専門職として、日々、自分が働く場で何ができるかを考え、形づくることを進めていくだけ。 
     私たち医療・福祉分野の専門職は、地域に暮らす高齢者が、医療や介護が必要となって、初めて出会うのが通常。
     でも、それでは、 急場をしのぐ支援しかできないんです!
     地域に暮らす人たちの気づきから適切な時期に早期に私たちにつながること。それが、結果的には、私たちが本来持っている専門性で関わることができることにつながる。
     このように思っている自分がいるのですから、あとは実際をつくり出していくだけ。
     関心は高まっています。様々な人たちが動き出しています。でも、議論だけでは形になりません。実際生み出されているものからしか、よりよい制度や体系ができるわけがない。
     さぁ、大森に帰りましょう。また明日から、地域包括支援センター職員として事務所のシャッターを開き、日々地域と向き合いましょう。
    日本弁護士連合会ホームページによる、シンポジウム「高齢者の孤立と貧困~『無縁社会』からの脱却をめざして~」の案内ページはこちらです。
    今回のシンポジウムに向けて、この問題の【現象面】、【背景・要因分析】、【対策・展望等】と、自分なりになぐり書きの整理をしました。当日はシンポジウムでしたのでこの通りには話していませんが、参考にここをクリックするとご覧になれます。
    霞が関にある弁護士会館。ここで開催されるシンポジウム「高齢者の孤立と貧困~『無縁社会』からの脱却をめざして~」に参加してきました。
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    会場には200名ほどの参加者。テーブル席だけでは足りず、この後ろに椅子が、何列も急きょ並んだそうです。このテーマの関心の高さを改めて感じました。
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    シンポジストの中で、唯一現場を知るものとしての立ち位置で、話しをさせていただきました。
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