最近、医療・福祉職の方から、「理想と現実」の狭間で思い悩んでの相談が立て続けにあった・・・。
一人は、自分自身の利用者の向き合い方に悩む人・・・。他職員より、「もっと、常に身近な存在として向き合いなさい・・・」と言われ、そのことに真剣に悩んでいる。
この人自体は、利用者との向き合い方に、言葉で整理できてはいないが、自分なりの向き合い方を持っている。それは、この人にとって揺るぎないもの。だからこそ、他者から真剣に向き合っていないように言われることに対して、「自分の考えていることがおかしいのか???」と、考え込んでしまっていた。
もう一人は、自分が福祉の世界でやりたいことをしっかり持っていながら、そのやりたいことになかなか近づくことのできない思いを、私に打ち明けてくれた。
理想を現実にしていくことは並大抵ではない。「努力すれば、理想は必ず現実になる・・・!」、という人もいるが、私はそうは思えない・・・。
自分だけが努力すればかなえることができる「理想」というものは少ない。多くの人が描く理想というものは、他者との関係で形作っていくもの。だからこそ、自分が思い描く理想と、他者との関係で、今ある現実に悩むんです。
どんなに素晴らしい理想を掲げても、一気に事が成るということはまずありません。一気にやろうとすると、必ずどこかに無理が生じて、道を誤ることもある。
私は思います。正しい理想に向かって、辛抱強く、根気よく、そのことを一途に続けていけば、必ずあなたの理想を理解する人が現れるということ。その人たちと力を合わせ、必ず理想が現実になるということ。
時に理想から遠ざかる、もしくは理想が見えなくなる時期もある。その時も、それが理想へ向かうための道だと思って、丸ごと受け入れる。
そんなことで腐っても仕方がない。理想さえ見失わなければいい。そうすれば、いつか必ずチャンスは向こうから訪れる。
逆境の中でも、決して腐らず、素直に受け入れる。この素直さは、自分自身を強さを、聡明さを、自分に必ず返してくれる。
あきらめたらそこまで。それ以上先などない。
今日紹介した2人も、自分が一度でも感じた理想を、どうぞ捨てないでください。捨てさえしなければいい。遠まわりしても、休んでも、また、そこへ向かえばいいだけ!
そう、理想は、実現させるためにあるんです!!