今年になって話し合いを重ねてきた「見守りネットワーク」づくりが、一歩一歩着実に前進してきています。
この活動を通し、改めて自分が学んだことは、「
高齢者の見守りネットワークを構築していくことはイコール、医療・介護・行政・地域に暮らしている方々、働いている方々の垣根をなくし、顔の見える太いつながりを創ること」だということ。
医療・介護・行政全てが、これから迎える超高齢社会を、「自分たちだけでは支えることはできない」と感じています。だからこそ「
医療と介護の連携が必要」、「
地域のネットワークづくりが必要」と、様々な取り組みが各地域で始まっているのです。
この間、様々な地域のネットワーク構築状況、医療と介護の連携についての取り組み等、話しを伺ってきました。
行政主体のトップダウン方式で地域包括支援センターの周知を地域の方々に知らせている自治体。見守る人を募り、見守られたい人への定期訪問を行っている自治体。
しかしどの活動も、進めていく中で様々な問題にぶつかっています。
行政主体のトップダウン方式で、高齢者の総合相談機能を持つ「地域包括支援センター」の周知に取り組んでいる自治体は、一方で多職種・地域住民の横のつながりについては、困難であると感じている。
見守る人が見守られたい人への訪問活動を行っている自治体は、見守る人についての組織は出来ているが、見守られたい人がいなく、訪問活動が出来ていない。
確かに、自分が見守られたいと声に上げる人はいなく、見守りが必要な方を早期に発見していく連携が必要となる。
全国的に見ても地域ネットワークづくりは始まったばかりです。
「隣りの人が心配だけど、連絡してみてもいいのかなあ・・・」、
「連絡しても迷惑がられたりしないだろうか?」という躊躇なく、
「地域包括支援センターには、○○さんたちがいる」、
「家の隣にヘルパーの会社があって、○○さんが何かあったら来て!と言ってたなあ・・・」、
「○○百貨店で、地域の医者や介護の専門家が、身近な相談に載ってくれると言ってたから買い物ついでに聞いてみるか!」等・・・。
多職種、地域住民が垣根をはずし、顔がわかるからこそ、気軽に、そして早期に連携し合える
地域づくりネットワークを、縦横無尽にこの地域にはりめぐらせることが可能となるのです。
4月からの活動開始に向けて、「地域に見守りネットワークを創る会」(仮称)を発足。地域の専門職の方々。
地域に長年暮らし、この地域に暮らす大人も子どもも、「この地域に暮らしてよかった」という街にしたいと会に参加してくださった方。
高齢者が多く集う老舗百貨店の方々が、日々連絡を取り合いながら、医師・行政・社会福祉協議会・町内会・民生委員・学校・地道に訪ね、協力を呼びかけています。
また、老舗百貨店のフロアーを優先提供していただき、、地域住民向けのイベント、各専門家による「地域づくりセミナー」を1ヶ月に1回開催していきます。このセミナーが、1ヶ月に1回、地域の専門家と地域で暮らす方々が顔を合わせ、話し合う場となるのです。
大田区高齢事業課、私たちの地域管轄の行政センターも、この件では垣根をはずし、この地域の見守りネットワーク構築の取り組みに、行政として町内会や商店街に依頼していくかと連絡を取り合って相談してくださっているそうです。
見守りネットワーク構築は、機関の連携ではないんです!
機関にいる人と人との連携なのです。この取り組みで様々な方が力を発揮してくださっています。
ここに、感動があり、喜びがあり、初めてネットワークが生まれるのです。
「つくる会」の素晴らしいメンバーの方々は、これを創ることができる方々ばかりです。この人たちが地域にいることがわかったからこそ、この取り組みを呼びかけさせていただいたのです。今この仲間の輪が広がってきています。
この地域で働いている皆さん、この地域で暮らしている皆さんこの地域で暮らし、働いてよかったと思える地域づくりに、ぜひご協力ください。
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